ワキガ

ミラドライでワキガ治療!いくら掛かるの?保険は?

自分の体臭は気になるものです。しかし、自分の体臭は感じにくいからこそ、もしかしたら自分はワキガかも…と悩む人も多くいます。ワキガ治療には色々な治療方法がありますが、その中でも「ミラドライ」という方法が注目されているのを知っていますか?ミラドライとはどんな治療方法なのでしょうか?早速調べてみましょう!

 

ワキガってどんな症状なの?

「自分の体臭は臭くないだろうか?」「自分はワキガなのではないだろうか?」と考えたことはありませんか?

体臭は自分ではなかなか感じることはできないため、実はワキガなのではないかと悩んでいる人も多くいるのです。きちんとした診断は医療機関などで受けるべきではありますが、思い当たる部分がないと、医療機関に行くのもためらわれますよね。そこでワキガの症状とはどんなものなのか、自分にどれ位当てはまるのか確認してみましょう。

 

ワキガは腋臭症(えきしゅうしょう)と呼ばれるもので、脇の下の皮膚にあるアポクリン腺から分泌される汗が強い匂いを出す体質のことを言います。アポクリン線から分泌される汗が皮脂等と混ざり、皮膚や脇毛の常在菌によって分解されることで強いニオイが発生するのです。

運動後などに感じる「汗臭さ」とはまた別の強いニオイなのですが、汗臭さをワキガだと勘違いしてしまう人もいるので、自己診断には注意が必要です。

 

ワキガと診断する方法には様々な方法があります。確実なのは、専門医による嗅覚での診断、切開をしてアポクリン腺を確認する方法です。自分でも診断し易いと言われている「耳垢が湿っているか」どうかで判断する方法ですが、これも思い込みなどで自己診断するのは危険です。あまりにも自分がワキガではないかと悩みすぎて、精神的に追い込まれてしまう人もいるほどですので、ワキガかどうかは、専門医の診断を受けるようにしてください。

 

確かに日本人の中ではワキガは少ないと言われていますが、ワキガは優性遺伝なため、人類全体ではワキガの人が多数派です。ワキガも軽度から重度まで程度がありますので、それに合わせてケアや治療を行うことが大切です。

 

 

ワキガの治療法は?

専門医にワキガの診断をしてもらったら、具体的な治療法が知りたくなりますよね。症状の程度によって変わりますが手軽に行えるケアから手術まで様々な治療方法があります。

 

では手軽なケア方法としてはどんなものがあるのでしょうか?

 

まずは脇毛の処理をすることが一番手軽な方法ではないでしょうか。ワキガは前述の通り、脇の下のアポクリン腺から出る汗が皮膚や脇毛にある常在菌によってニオイが発生します。脇毛が少なくなれば、常在菌も少なくなりますし、制汗剤を付けるときにもしっかりと密着させられるというメリットもあります。

 

もう一つは制汗剤を使うという方法も手軽です。汗を抑えることで、ニオイの発生をできるだけ防ぐ方法です。手軽に手に入るものでは、ドラッグストアで購入できます。制汗剤の種類にもよりますが、殺菌成分が入っていたり、香りが付いていたりするものも販売されています。

また、スプレータイプやクリームタイプ、ロールオンタイプ、シートタイプなど使う人に合わせて選ぶことができます。制汗剤がこれだけの種類が販売されていることでも、体臭のケアを気にしている人が多いことが分かるのではないでしょうか。

もちろん、医療機関で診断を受け、医療用の制汗剤を処方してもらう方法もあります。ワキガの程度に合わせて制汗剤も選んでみてください。

 

汗は体温調整など必要なものなので、汗を止める制汗剤はちょっと…という人は、殺菌をメインに考えるという方法もあります。汗をかいたらすぐに消毒用のアルコールで脇を拭いて常在菌を殺菌してしまうのです。

手軽ではありますが、消毒用のアルコールを持ってなくてはいけなかったり、汗を拭き取れる時間が取れないと、ニオイが強く出てしまうということもあります。また、皮膚にいる常在菌の中には、肌を守ってくれている菌もいるので、除菌をしすぎには注意が必要です。除菌だけでなく、アルコールは油分も取ってしまうため、肌が荒れることもあります。自分の肌の状態を確認して、かぶれているときなどにはアルコール消毒を控えるようにしましょう。

 

ワキガを医療機関で治療する方法もあります。具体的には、手術でアポクリン腺を切除・吸引する方法、ボトックス注射で汗を止める方法、マイクロ波で汗腺を破壊する方法等があります。

 

手術でアポクリン腺を切除・吸引する方法は、皮膚を切開して行うため、傷跡ができることや「手術は怖い」という人にはなかなか踏み切れない治療方法です。しかし、ニオイの原因となるアポクリン線を無くすことができるので、手術後にはワキガで悩むことはなくなります。ただし、アポクリン線の取り残しや、汗腺が発達中の若年層では汗腺が再び発達し、ワキガになる可能性があると言われています。

 

では、ボトックス注射はどうでしょうか?脇の下にボトックス・ボツリヌストキシンを注射することで、汗の分泌を抑えるという方法です。制汗剤に近い感覚になるかもしれませんが、ボトックス注射は3ヶ月から6ヶ月の継続効果があるのがポイント。制汗剤は毎日塗らないといけないものが多いですが、ボトックス注射なら長く効果が続きます。

 

マイクロ波で汗腺を破壊する「ミラドライ」という治療方法もあります。皮膚の上からマイクロ波を当てて中の汗腺を破壊する方法で、皮膚を切開したりする必要がありません。手術はちょっと怖いという人でも治療できる方法です。

 

 

ミラドライってどんな治療法?

では具体的に「ミラドライ」とはどんな治療法なのでしょうか?

マイクロ波を皮膚の上から照射することで、汗腺を破壊する方法です。美容外科や美容整形、美容皮膚科など、専用の機械が導入されている病院で治療を受けることができます。

 

ミラドライは脇の下を切開する必要がなく、マイクロ波を照射する方法なので、施術時間も切開する施術よりも時間が短めです。また傷口など作らないので、合併症のリスクもなく、日常生活に戻る時間も短くて済みます。また、ワキガの人は多汗症であることも多いのですが、ミラドライは汗腺を壊すので、多汗症の治療としても有効な治療法になっています。

 

ミラドライはマイクロ波の熱で汗腺を破壊すると前述しましたが、マイクロ波という言葉を聞いたことはありませんか?マイクロ波は電子レンジでも使われている技術で、水分に反応して熱が発生する特性を活かしています。電子レンジと違うのは、全体をまんべんなく温めるのではなく、汗腺に集中的に熱を加えるようになっていることです。施術後は脇の下が腫れることがありますが、切開手術のように傷口が残らないことも人気の理由になっています。

 

ミラドライでは汗腺に集中的に熱を加えているので、皮膚の下がヤケドしたような状態になります。個人差はありますが、麻酔を使っても施術時に痛みを感じる人もいるようですし、施術後も数日は痛みがあったという人もいるので、医師としっかりと相談をして、痛み止めを処方してもらってもいいかもしれません。

 

また、施術後は腫れている脇を冷やし、数日は飲酒や入浴、運動なども控えるようにしてください。また、炎症などを抑えるために塗り薬を処方されることが多いので、医師の指示に従って、忘れずに塗るようにしてください。

 

ミラドライは汗腺を破壊しているので、効果が半永久的に続くと言われているのもポイントです。ただし、まだ汗腺が成長している若い人だと、再発の可能性があるとも言われているので、施術を受けるタイミングも考えながら施術をしてもらうようにしましょう。

 

また、ミラドライはアメリカでFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けているので、安全性も認定されています。公的な機関でしっかりと認められているのも安心感がありますね。

 

 

ミラドライの治療料金は?

日常生活にも復帰しやすい。傷口を作らないので合併症のリスクも少なく、安全性も高い。メリットを知れば知るほど、ミラドライを受けてみたいと思う人も多いはずです。

では実際にミラドライを施術してもらう料金はどれぐらい掛かるのでしょうか?

 

平均では両脇1回の施術で30万円~40万円がミラドライの治療料金です。

汗腺を切除する手術などより、割高な料金ではありますが、前述したメリットを考えミラドライを選ぶ人もたくさんいます。

 

ミラドライは1度施術をしてもらうとかなりの効果が得られると言われていますが、中にはまだワキガのニオイが気になると、2回目以降の施術を望む人もいます。

 

そのため、多くの病院では、2回目以降には割引プランなどを用意していることが多いようです。2回目以降の治療が必要になるかもしれないと感じる人は、割引プランが用意されている病院を選ぶようにしてみてください。

 

ミラドライは保険適用される?

ワキガ治療は保険の適用がされるということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?多くの病院で保険を使ってワキガ治療をしている人がたくさんいます。では、ミラドライはどうでしょうか?

 

残念ながらミラドライは保険適用外です。

 

様々なワキガの治療方法があることは前述しましたが、その中で保険適用なのは剪除法といわれる手術の中でも切開をしてアポクリン腺を切除する方法。切開してアポクリン線を吸引して取り除く吸引法は適用外にしているところが多いのが現状です。

 

ボトックス注射やミラドライなどは自由診療で治療を行われており、保険が適用されないため、治療費が割高になってしまうのです。

ワキガを治療するという同じ目的ではありますが、特別な機器が必要だったり、美容目的に近いと判断されるものは保険が効かない傾向があるようです。

 

もちろん、料金は治療を受ける上で大きな部分ではありますが、費用が抑えられるからという理由で、安易に保険適用の治療法を選ぶのではなく、傷口のことや、日常生活への復帰のしやすさなど、自分のライフスタイルに合わせて治療法を選び、その治療をしてくれる信頼できる病院を選ぶことが大切です。

 

まとめ

体臭は誰かに指摘するのも、指摘されるのも辛く感じる問題です。親しい間柄でもなかなか「臭いがキツイ」と言われるのは傷つきますし、言うのも勇気がいることです。

 

ニオイを指摘したことで相手との関係が崩れてしまうことがあるぐらいデリケートな問題でもあります。

 

とは言え、目に見えないニオイで周りの人に迷惑を掛けるのもイヤですよね。もしかして自分はワキガなのかもしれないと感じたのであれば、まずは一人で悩まずにワキガ治療を行っている病院で診断してもらうことが大切です。

 

皆さんは「スメハラ」という言葉を聞いたことがありますか?スメルハラスメントの略語で、ニオイによって周りに迷惑を掛けることを言います。体臭のケアをしないために、周りに迷惑をかけてしまうことだと思っている人もいますが、それだけでなく、香水を付けすぎたりするのもスメハラになります。体臭を気にする人はケアを気にしすぎるあまり、香水をたくさん使ってごまかそうとする人もいます。しかし強すぎる香水もスメハラになりますので、やはり、適切な診断、治療を受けて、自分に合ったケアの仕方を学ぶということも大切です。

 

ワキガには、軽度、中度、重度とニオイの強さによって程度が分けられています。自分がどの程度のワキガであるかによって、ケアの仕方も変わることを知っておきましょう。重度の人が軽度の人の治療方法、軽度の人が重度の治療方法をしても、充分な効果が得られません。この程度による治療も病院を受診して、治療法を学んでいくことも大切なのです。

 

また、ワキガの問題は本人も気にしすぎてしまうという精神的な部分にも及ぶ事があります。本当は臭っていないのに「臭いのではないか」と思い込んで過剰にケアをするようになってしまったり、間違ったケアが余計にニオイを強くしてしまうこともあるのです。

例えば「ニオイが出ているのではないか」と思ったときに、緊張して汗が出てきてしまうことがあります。その汗がニオイを出していると余計に焦り、さらに汗が出るという悪循環に陥ってしまうのです。あまりにも自分の体臭に過敏になってしまっていると感じるのであれば、心療内科などで治療を受けることも視野に入れてみてください。

 

ワキガで悩んでいる人はたくさんいますが、多くの人が適切な治療やケアを行えば、ニオイをかなり抑えることができます。全ての人に体臭はありますので、自分だけが強いニオイを発しているのではないかと悩むのではなく、自分の体臭も個性と捉えながら、気持ちを楽にして、周りに迷惑をかけない程度に治療やケアを行っていくようにしましょう。

 

多汗症

多汗症とは?

多汗症は、特に外気温が暑かったり、運動をしたわけでもないのに、異常な程の汗をかいてしまう症状のことをいいます。自分は単なる汗かきだと思って、受診する人が少ない病気だと言われています。ですが明らかに生活に支障が出ている人も多く居ます。恥ずかしがらずに病気のことをちゃんと知り、治療することが大切です。

この記事ではその多汗症の症状や原因、治療法についてご紹介したいと思います。

 

多汗症の症状とは?

多汗症とは外気温に関係なく、汗が過剰に分泌されてしまう状態です。人は緊張すると、普段よりも汗をかいてしまうものですが、多汗症の方は汗がぽたぽたと垂れてくるなど、他の人の目から見てもその症状は顕著です。

もっと症状がひどくなると、汗で書類やノートが破れるくらいまでビチョビチョになってしまったり、手汗でPCが壊れてしまうこともあるそうです。

 

どこから汗がでてくるの?

手や足、額や脇など全身の症状として現れる多汗症。

人体で汗が出てくる場所は2つ。

・アポクリン汗腺

・エクリン汗腺

という2つの汗腺から汗は出ています。

この2つの汗腺の内、エクリン汗腺から出る汗が多汗症に関係しています。ではこの2つの汗腺から出る汗はどのように違うのでしょうか?

 

 

アプクリン汗腺から出る汗

アポクリン汗腺から出る汗はベタベタしてニオイを発するのが特徴です。動物は異性にアピールするためにニオイを発するものが多く、このアポクリン汗腺はその時の名残だと言われています。鼻・耳・ワキ・おへそ周り・デリケートゾーンなどに、このアポクリン汗腺は集中しています。

発汗には「アドレナリン」という興奮物質が影響しているとされます。これは感情の激しい起伏によって分泌されます。そしてアドレナリンが分泌されることによって、アポクリン腺からニオイのある汗が出てくるのです。汗の成分にはタンパク質が多く含まれています。このタンパク質が皮膚の常在菌によって分解されると、ニオイが出てきてしまうのです。

 

エクリン汗腺から出る汗

エクリン汗腺から出る汗は、サラサラしているのが特徴です。この汗は体温調節の為に役立っています。暑いと感じた時には、この汗腺から汗が吹き出し熱を下げてくれるのです。この汗腺は全身の皮膚に有り、とくに手・足・ワキ・額に集中しています。

 

このエクリン汗腺は自律神経と密接な関係があります。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」という2つのモードがあります。これはそれぞれ、アクティブな時と、リラックスしたい時のモードです。この内、交感神経の信号によってエクリン汗腺から発汗する仕組みになっています。

 

多汗症の原因の中には、緊張や精神的ストレスによるものが含まれています。その為、この交感神経が刺激されると、過剰にエクリン汗腺から汗が出てしまうとされています。

 

 

どんな症状が多いの?

多汗症の症状には、全身性多汗症と局所性多汗症の2種類があります。全身性多汗症はその名の通り、全身に多量の汗をかく症状のことをいいます。局所性多汗症は、手や足など、特定の部位にだけ多量の汗をかく症状のことをいいます。

局所性多汗症は場所によって病名が変わります。主なものが以下になります。

 

・手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)

手のひらに多く汗をかく症状のことです。

幼少期から思春期に発症することが多いといわれています。ひどくなると、汗でノートやプリントが破れてしまい、勉学に支障をきたす場合があります。

また友人にも汗のことを指摘され、傷つく方が多いです。この手掌多汗症は精神的なストレスや緊張がキッカケのことが多いため、こういったストレスで更に発汗がひどくなってしまう場合もあるようです。

 

・足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)

足の裏に多く汗をかく症状です。

足の裏はただでさえ蒸れやすいところですので、ニオイやかゆみが発生したりします。常に足の裏のことが気になってしまい、仕事や勉学に身が入らなくなることも多いようです。

 

・頭部多汗症(とうぶたかんしょう)

頭部から多く汗をかく症状です。

青年期に発症し、男性に多いと言われています。頭部多汗症になると髪全体が濡れたようになってしまい、汗がポタポタと落ちてくるほど目立つこともあります。その為、症状がひどくなると、人目が気になってしまい外出出来ないほど悩んでしまう人も居ます。

 

・顔面多汗症(がんめんたかんしょう)

顔面から多く汗をかく症状です。

こちらも青年期の男性に多い症状といわれています。顔面から汗が滴り落ちるように流れるため、とても目立ちます。その為、頭部多汗症と同じく人目が特に気になり、外出が困難になる人もしばしばです。

 

・腋窩多汗症(えきかたかんしょう)

ワキの下から多く汗をかく症状です。

ワキ汗は専用のパットもあるくらいメジャーな悩みですが、多汗症になるともっと深刻です。洋服の汗ジミが常に気になり、着る服が限られてしまいます。またビショビショになってしまうくらい重い症状の方もいます。

 

・味覚性多汗症(みかくせいたかんしょう)

他の多汗症とは少し違い、食事の時に起こる多汗症です。

人は熱いものや辛いもの、酸っぱいものを食べると鼻や額などに汗をかきます。これ自体は正常な反応なのですが、味覚性多汗症は嗅覚神経への刺激が過度に働きすぎ、食事の度に異常な程の汗をかいてしまいます。鼻や額だけではなく、ワキの下、背中などの他の部位からも多量の汗が出てしますことがあります。

 

 

多汗症の原因って何?

多くの人を悩ませる多汗症の原因とは何なのでしょうか。多汗症には原因となる病気がある「続発性多汗症」と、原因となる病気がない「原発性多汗症」の2種類があります。続発性多汗症の場合は、元となっている病気を治療すればいいのですが、原発性多汗症の場合は原因がはっきりしないことも多くなっています。

ですが最近では、精神的なストレスが原因ではないかと言われています。次に、それぞれの多汗症についてご紹介いたします。

 

 

・続発性多汗症の原因

続発性多汗症の原因には様々な病気が考えられます。

循環器や中枢神経の疾患や、代謝異常、内分泌異常の病気などです。これらの病気は全身多汗症にかかることが多く、局所性多汗症になることは稀だとされています。

具体的な病名は、甲状腺機能亢進症・末端肥大症・糖尿病・急性リウマチ・結核・低血糖などが挙げられます。

また脳梗塞や、事故などで神経系にダメージを受けた場合も多汗症になる可能性があります。これは、脳や神経系にダメージを受けると、エクリン汗腺を司る交感神経にもダメージを受ける場合があるからです。

そのほかは、薬の副作用や科学物質の中毒などでも、多汗症の症状が現れることがあります。

 

 

・原発性多汗症の原因とは?

原発性多汗症には原因となるはっきりとした病気がないことが特徴です。しかしその中でも精神的なストレスになるものが原因ではないかといわれています。以下では多汗症の原因となりうるものを紹介します。

 

『精神的な不安や緊張』

人は緊張したり、不安を強く感じると交感神経が優位になります。すると、汗腺の動きが活発になり発汗が促されます。元々あがり症だったり、交感神経の方が優位な方はこれらが原因で多汗症になりやすいと言われています。

 

『ホルモンバランスの乱れ』

特に女性に多い原因と言われているのがこちらです。ホルモンの分泌は脳の視床下部という場所でコントロールされています。そこで同時に交感神経もコントロールされているので、ホルモンバランスが乱れると同時に自律神経も乱れてしまいます。

その結果、交感神経が乱れ、多量の汗が出てしまう場合があります。女性は月経や妊娠などがあり、特にこのホルモンバランスの影響を受けやすいと言われています。

 

『更年期障害』

上記のホルモンバランスの乱れに関係するのが、更年期障害です。更年期障害は、主に加齢によってホルモンバランスが乱れることによって起こる様々な症状のことをいいます。

この更年期障害の1つに多汗症が挙げられます。

症状は「ホットフラッシュ」と言われ、閉経後の女性の40~80%にこの症状が見られるとされています。この症状になると、特に周りが暑くなくても、ダラダラと汗をかき、のぼせるような症状がでてしまうことが特徴です。

 

『食生活の乱れ』

熱いものや辛いものを食べて汗をかくのは正常なのですが、これも過剰になると味覚性多汗症の原因になると言われています。

また肥満も原因の1つと言われています。たばこに含まれるニコチンも、交感神経を刺激してしまうので、過剰に摂取すると、多汗症の原因になると言われています。

 

『遺伝』

多汗症の直接的な原因とは違いますが、神経質だったり緊張しやすいといった性格は遺伝することもあります。多汗症は幼少期の頃より自覚することもありますが、乳幼児の時点ですでに発症している場合、遺伝の可能性も捨てきれません。

 

 

原発性多汗症の見分け方は?

自分は単なる汗かきなのか、それとも原発性多汗症なのか。病院に行くのが一番ですが、簡単にできるセルフチェックがあります。

 

  • 日常生活に支障があるくらいの多量の汗が出る。
  • 最初に症状が出たのが25歳以下である。
  • 両手、両脇、両足など左右で同じ程度の量の汗をかく。
  • 睡眠中はその部分に汗をかかない。
  • 家族や親戚に多汗症の人がいる。
  • 1週間に1回以上は異常だと思われる量の汗をかく。

 

以上の内、2つ以上当てはまれば原発性多汗症の可能性があります。日常生活に支障がある程度というのは、以下のような状態を言うそうです。

・汗が気になって人間関係がうまくいかない

・汗を拭くためのハンカチやタオルなどが手放せない

・汗でノートや書類などの紙がふやけたり、破けたりして勉学や仕事がうまくいかない

・汗ジミが気になって着たいと思う服が着られない

 

これらの状態が続いた場合は、すぐに病院に行かれることをおすすめします。

 

多汗症を治療するには?

【何科を受診すればいいの?】

多汗症の治療は主に皮膚科で行っているところが多いようです。その他にも、美容外科や整形外科でも治療を行っているところがあります。

最近では多汗症の専門外来を設ける病院も増えてきています。不安でしたら、受診前に一度確認をされることをオススメします。

 

 

【原発性多汗症の治療方法は?】

原発性多汗症の治療法は以下のようなものがあります。

・心身治療

多汗症の方の場合「汗をかく」ということ自体に不安や恐怖をもってしまい、余計に汗をかいてしまうことがあります。そのような方には「精神安定剤」を処方したり、リラックスできる状態を意識的につくりだす「自律神経法」などで症状が改善されることがあります。

 

・薬物治療

薬物治療にも様々な種類があります。こちらではその代表的なものを紹介いたします。

 

【塩化アルミニウム外用療法】

皮膚に問題の無い方は、塩化アルミニウムを有効成分とする塗り薬を塗ります。多汗の気になる場所どこでも塗ることができますので、汎用性が高い方法です。

 

この塩化アルミニウムは、汗を出す管の細胞に作用します。そしてその管と塩化アルミニウムと皮膚の細胞が合体することにより、管を塞ぐ栓になります。そうして発汗を抑えることができるわけです。早ければ数日で効果が出てきます。

 

この方法は自宅で手軽に行うことができ、副作用も少ないことがメリットとしてあげられます。またどの年齢の方にも使うことができます。

 

デメリットは、効果が一過性の為、継続的な治療が必要になります。また保険が適用されません。費用は薬によっても異なりますが、平均して100gあたり1,000円前後のものが多いようです。

 

【A型ボツリヌス菌の毒素の注射】

毒素の注射ときくと怖いイメージがありますが、れっきとした治療法です。この毒素というのは、ボツリヌス菌が作り出すタンパク質のことです。最近では、美容外科のシワ取りにも使われているごく一般的な成分になります。

この注射を気になる部分にすることによって、交感神経の司令をブロックし、エクリン汗腺からの発汗を抑制してくれます。特にワキの下の汗に対し大きな効果を発揮します。

この注射のメリットは、10分~20分という短い施術時間で手軽に行うことができる点です。そして効果が数ヶ月から1年程長続きします。そして重度のワキの多汗症の方には保険が適用されます。

デメリットは、ワキ以外には保険が適用されない点です。足の裏や手のひらにもすることができますが、効果はワキほど長続きしません。また完治はしないので、効果がなくなる度に、施術をしなければいけません。

費用は医療機関によってかなり異なりますが、保険が適用される場合は両脇で1万~3万円程度、保険が適用されない場合は10万円以上の費用がかかることも珍しくありません。

ですが、一度打てば特に他にすることはありません。お手軽なのでやってみる価値はありそうです。

気になる痛みですが、「ちくっとした」という方から「結構痛い」という方まで様々な方の声を見かけます。ですが、病院では頼めば麻酔クリームを塗ってからの施術もしてもらえますので、一度聞いてみてはいかがでしょうか。

 

【飲み薬】

・神経遮断薬 「プロパンテリン」

発汗は交感神経の末端から出る「アセチルコリン」という神経伝達物質によって汗腺が刺激されて起こります。このプロパンテリンはそのアセチルコリンの放出を抑制して、汗の量を減らす効果が期待できます。

一般的に服用して20分程度で効果が現れて、3~4時間程度持続するとされています。しかし副作用で目の乾きやかすみ、便秘、眠気などの症状がでてくることがあります。

 

・「ポラキス」

こちらもアセチルコリンを抑制する飲み薬です。膀胱の収縮を抑える薬として使われていますが、同時に発汗を抑制する薬としても使用されます。こちらも副作用として口内の乾きと便秘などが報告されています。

 

【漢方薬】

多汗症の治療薬として、漢方薬も注目されています。漢方治療では発汗部位と、汗の出方は重視して症状にあったものを処方してもらえます。最近では漢方外来なども増えてきましたので、気軽に利用することができます。

 

「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」

この漢方は特に多汗症の治療に多く用いられています。

便秘傾向があり、不眠、抑うつ気分のあるかたに処方されます。自律神経を整えることによって、発汗を抑えることができます。主な成分は、のぼせを改善することのできる桂皮、利尿作用のある茯苓(ぶくりょう)、鎮静作用のある竜骨などです。場合によっては大黄を含んでいる場合もあります。

 

 

「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」

イライラやのぼせの症状のある方に処方されます。気分がイライラしてしまうかたや、胃や胸の辺りがモヤモヤとするかたに向いている漢方です。

主な成分は黄芩(おうごん)、黄連(おうれん)で、こちらは消炎作用や、解熱作用があるとされます。冷え性の方には効果がないとされるので、飲む際には専門家の判断を仰ぎましょう。

 

「柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)」

アレルギーのある方に処方されます。情緒が不安定な方の心を沈め、不眠や夜泣きなどの症状にも効果があります。また慢性の湿疹にも聞きます。

神経を落ち着けることで、発汗を抑制する効果が見込めます。

 

・電気治療

3つ目の治療方法は、「イオントフォレーシス」という方法です。

これは医療器具によって電流を流した水に、多汗が気になる手のひらや足の裏を浸す方法です。この時に流れる電流はとても弱いものなので、少しピリピリっとするかな? と感じる程度のものになります。

この方法は、水に電気を流すことで生じる水素イオンが汗をだす細胞に作用して、汗腺を小さくして汗を作りにくくしてくれます。

治療を週に1~2回、1回20分を8回程度続けると効果が見られると言われます。効果が出て、多汗の症状が軽くなってくれば週に1度程度の治療を定期的に続けていくことになります。

この治療のメリットは保険が適用されることと、手軽に治療を受けることが出来るという点です。また塩化アルミニウムなどの外用薬と並行して治療することができます。

デメリットは電気を流す治療ですので、妊娠をしている方や、ペースメーカーを装着している方はこの治療を受けることが出来ません。また治療を受けられる部位が、手のひらや足の裏に限られます。また効果が持続しないので、定期的に通院する必要があります。

 

・手術

最後にご紹介するのは手術という方法です。

多汗症は交感神経が優位になってしまうことが原因と考えられています。ですので、多汗が気になる場所の交感神経を手術で切除するという方法があります。

この手術を「EST手術」や「胸腔鏡下胸部交感神経遮断術(きょうくうきょうかきょうぶこうかんしんけいしゃだんじゅつ)」と呼びます。

胸部外科や呼吸器外科で行われ、多汗症を完治させることができる方法です。内視鏡を使い、胸部にある交感神経を遮断する手術で、20~30分程度と比較的短い時間で終わる手術です。手術の痕はあまり残ることがなく、身体への普段も少ないとされています。基本的に入院する必要はありません。

メリットは、一度手術をすれば再発率が非常に低いことです(1~5%程度)。そして手のひらの多汗症には保険が適用されます。この手術をすることによって、ワキや額の汗も減ると言われています。

デメリットは「代償性発汗」という副作用が起きる可能性が高い点です。この代償性発汗とは、元々多汗症ではなかった場所の発汗が増加してしまう現象のことをいいます。また手が乾きすぎてしまう、というかたもいらっしゃるそうです。

この副作用が頻繁に起きてしまうため、手術には慎重を期する必要があります。患者の強い希望をもって行われますが、基本的には副作用の少ない手のひらのみに行われるのが一般的です。

手術費用は、保険適用で7~10万円ほどのところが多くなっています。

 

【多汗症の部位別治療法】

多汗症は色々な部位で発症する病気です。その部位によって使える治療法が違ってきます。下記で、部位別のオススメの治療法を紹介します。

 

・手のひらや足の裏

塩化アルミニウムの塗り薬の治療から始めます。

人によってはイオントフォレーシスの治療も並行します。効果がない場合は、ボツリヌスの注射を行います。それでも効果がなければ、手のひらに限りEST手術を行う場合もあります。

 

・ワキ

多くの方が悩む部位です。

こちらもまず塩化アルミニウムの塗り薬から治療を始めます。効果が見られない場合は、ボツリヌスの注射を行います。ワキが一番この注射の効果が高いとされています。効果が薄ければ、この2つの治療法を併用する場合があります。

 

・頭や顔

まずは塩化アルミニウムの塗り薬を試します。

効果がなければ飲み薬を併用します。それでも効果がない場合はボツリヌスの注射を行います。EST手術も可能とされていますが、重度の副作用の可能性があり、ほとんど行われていません。

 

多汗症まとめ

多汗症の症状や原因、治療法についてご紹介いたしました。多汗で悩んでいるかたは軽症の方も合わせると、日本で7人に1人はいるとされています。これだけ多くの方が悩んでいるにも関わらず、医療機関を受診される方はほんの一握りです。その中には、自分の症状を病気だと知らずに、うつ病を発症してしまう人もいます

 

多汗症は決して珍しい病気でも、恥ずかしい病気でもありません。まずは飲み薬や塗り薬からの治療もありますので、単なる汗かきだと諦めずに気軽に医療機関の門を叩いてみてはいかがでしょうか。

ワキガ

わきがとは?

単なる汗のニオイではなく、鼻にツンとくるニオイが特徴のわきが。

めずらしい症状ではなく、日本中で多くの方が悩んでいます。最近ではわきが専門の薬や、外来などが出来ていますが、まだまだ多くの人がそのニオイに悩んでいるのが現状です。

わきがの原因とはなんなのか、治療方法はどのようなものがあるのか。

この記事ではこれらのことをご紹介していきたいと思います。

 

わきがの原因とは?

【人間が汗をかくメカニズム】

わきがのあの独特なニオイは汗のニオイからきています。

まず人間がかく汗には2種類あります。

・エクリン汗腺

・アポクリン汗腺

この2つの汗腺から出る汗です。このうちワキのニオイに関係があるのは、アポクリン汗腺から出る汗になります。

 

エクリン汗腺から出る汗は、サラサラしているのが特徴です。身体が熱さを感じた時、体温調節の為にかく汗になります。

この仕組には自律神経がかかわっています。自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」というものがあります。この内、身体のアクティブな部分を司ドツ交感神経が、体温上昇を完治して、エクリン汗腺に信号を送ることによって発汗します。

辛いものや熱いものを食べたり、精神的な緊張からくる汗も、このエクリン汗腺から出る汗になります。

 

アポクリン汗腺から出る汗はベタベタしていて、ニオイを発するのが特徴です。

動物がアピールする際にニオイを発しますが、アポクリン汗腺の汗はその名残だと言われています。つまりフェロモンの役割を果たしていたのです。

動物は自分とは違うニオイに惹かれるという本能を持っています。相手を確認するために使われた手段が「ニオイ」だったのです。

この汗の発生には興奮物質である「アドレナリン」が影響していると言われます。アドレナリンは、喜んだり、怒ったりという激しい感情の起伏によって発生します。そのアドレナリンによって、アポクリン汗腺から汗が分泌されるのです。

汗そのものは無臭なのですが、このアポクリン汗腺から出る汗にはタンパク質や脂質などが含まれています。この成分を皮膚に常在する菌が食べることにより分解され、その時にニオイを発するようになるのです。これに皮脂が混ざりあうと、更に強烈なニオイを発するようになります。

このアポクリン汗腺は、ワキ・耳・鼻・デリケートゾーン・おへそ周りに集中しています。特にワキの下には毛が生えており、この毛が汗を留める役割も果たすので、湿度が高まり、細菌が繁殖しやすくなります。そのためニオイを発生させる物質が増加するという悪循環に陥ってしまう場合もあります。

 

【わきがの原因1 食生活】

わきがになる人は日本より、欧米に多いと言われています。その違いは食生活によるものが大きいとされます。

肉類や脂肪分の多い食事などは、皮脂腺やアポクリン汗腺を活発にされる働きがあります。

反対に魚類や穀物や野菜などにはビタミンやポリフェノールなどが多く含まれ、これらの物質はわきがの体質改善に有効とされています。

現在の日本人は、魚中心の和食から肉中心の欧米化の食事に移行する人が多く、そのためわきがに悩む人も増えているのではと考えられています。

ですが、生まれ持ったアポクリン汗腺の数は食事を変えても増加はしません。ニオイの強い人はこのアポクリン汗腺の数が元々多く、思春期を迎えるころに粒が大きくなります。そしてニオイを発生しやすい食事をとることによってニオイが強くなっていくのです。つまりニオイが気になる人は、野菜もしっかり取るなどバランスのいい食事を心がけることが大切です。

 

【わきがの原因2 ストレス】

ストレスは万病の元と言われるように、身体に様々な不調をひきおこします。

わきがもその1つで、ストレスを感じるとアポクリン汗腺から汗が出やすくなると言われています。

またワキの汗やニオイを気にすればするほど、汗が止まらないという悪循環にも陥りがちです。

 

【わきがの原因3 遺伝】

わきがの原因となるアポクリン汗腺が元々多い方がいます。その量は遺伝する、と言われています。

アポクリン汗腺の量が多い程、汗の量も増える為、ニオイもそれに比例して強くなってしまいます。

しかしもちろんアポクリン汗腺の数が多い方全てが、わきがになるというわけではありません。

 

【わきがの原因4 肥満】

肥満の人はそうでない人に比べて、ニオイの強い汗をかきやすいと言われています。

また痩せている人に比べて体内の熱を放出しづらく、体温を下げるため、汗を多量にかきます。

この時にでる汗はエクリン汗腺からのものですが、多量にかくことによってアポクリン汗腺からの汗のニオイも一緒に拡散することになってしまいます。

その為、身体全体がくさく感じてしまうことがあります。

 

わきがの症状

わきがのニオイは様々なニオイに言い表されます。

ネギ・ごぼう・酢・香辛料……その種類は様々ですが、いずれも不快なニオイとして表されます。

日本人は元々体臭が少なく、きれい好きの人が多い国です。その為、少しのニオイでも異質なものとして扱われ、悩む人が多いとされています。

 

【わきがのセルフチェック方法】

わきがのニオイは、軽症ですと自分で気づかない場合もあるようです。

そこで自分でできるセルフチェック方法として以下のようなものがあります。

耳垢が湿っているか?

わきがに悩んでいる人の多くは、耳垢が湿っていると言われています。

耳垢には乾燥したタイプの「コナ耳」、湿っているタイプの「アメ耳」と2つのタイプがあります。わきがの人は圧倒的に後者が多いとされます。

これは耳の中には、わきがの原因であるアポクリン汗腺が多いためです。耳の中にこのアポクリン汗腺が多いということは、ワキの下にも多い可能性が高いとされています。

このチェックは、綿棒につく耳垢が湿り気を帯びているかどうかで確認することができます。

 

服のワキの部分が黄ばんでいるかどうか

わきがの原因であるアポクリン汗腺の汗は「リポフスチン」という黄色い色素を含む成分が含まれています。わきが体質の人はワキの部分が黄ばんでしまうことが多いようです。

またアポクリン汗腺からでる汗は、粘り気がありベタベタしているので、シミにもなりやすいです。

しかしこの黄ばみはデオドラントスプレーの使いすぎでもつくとこがありますので、わきがのチェックをする際には使用しないほうが無難でしょう

 

家族にわきが体質の人がいるか

アポクリン汗腺の量は遺伝すると言われています。その確率は3割で、両親ともわきが体質だった場合はと80%以上にものぼるといわれています。

 

ワキ毛などの体毛が濃いか

性別によってワキ毛とアポクリン汗腺の関係は違うと言われています。

女性の場合、1本の毛穴から2本の毛が生えているような毛のしっかりしている人は、アポクリン汗腺が多いとされています。

男性の場合は猫のようにふわっとしたワキ毛が広範囲に生えている人はアポクリン汗腺が多いとされます。

またフェロモンを発する為にあったアポクリン汗腺は、デリケートゾーンや肛門、乳輪などにもあるため、これらの部位の毛が濃いかどうかも、わきが体質かどうかの参考になります。

 

わきに白い粉のようなものがついているか

デオドランドスプレーなど何もつけていないのに、ワキに白い粉のようなものがついている場合は、わきがの可能性が高いです。この白い粉のようなものは、アポクリン汗腺からの分泌物が結晶となったものです。

 

汗をかきやすいかどうか

わきがの独特のニオイは、アポクリン汗腺から汗が出て初めて発生するものです。それ故、汗をかく機会の多い人はそれだけ症状も深刻になります。

ただ多量の汗をかくだけなら、「多汗症」という別の病気の可能性もあります。

 

以上のセルフチェックで当てはまる項目の多い方は、わきが体質の可能性が高いといえます。しかしこちらのセルフチェックはあくまで自己判断になりますので、ニオイで悩んでいる方は早めに病院に行かれることをおすすめします。

 

わきがの治療方法

次にわきがの治療方法を紹介します。わきがの治療方法は多岐にわたります。完治するには、アポクリン汗腺を取り除く手術が必要になります。

ですが、手術は怖いという方が大半だと思われます。

軽症から重症の方までの、症状にあった治療方法をご紹介します。

 

【そもそも何科にいけばいいの?】

わきがは皮膚疾患の1つですから、最初に相談する場所としては皮膚科が一般的です。

皮膚科ならほとんどの診療を保険適応で受けることができます。検査やボトックス注射などの治療も皮膚科で受けることができます。

 

ただし手術などを視野にいれるなら、形成外科や美容外科などの専門のクリニックに行くこともあります。こうした医療機関は自由診療を行っているので費用は高いですが、治療の選択の幅が広いことが特徴です。どうしてもわきがを完治させたい! という強い意志をもっておられる方は、最初からわきがの治療を専門としている外科に行くのも1つの手段と言えるでしょう。

 

【わきがの治療 軽度の方】

軽度のわきがの治療には塗り薬や飲み薬を使います。

 

塩化アルミニウム液

塩化アルミニウム液はティッシュやコットンなどに染み込ませて、ニオイの気になる部分に塗ります。デオドランド剤のような使い方ですが、薬局で売られている市販のものより濃度が高くわきがのニオイを抑える効果があります。

汗のかいていない状態で塗る、その後1時間程度は汗をかかない状態を保ちます。早い人だと2~3日、通常では1週間ほどで効果が表れます。

一旦効果が表れると、1日1回塗ることで1週間程度は効果が持続されると言われています。

臭化プロバンテリン(プロバンサイン)

保険が適用される内服薬です。汗の出る時の伝達物質であるアセチルコリンの分泌を抑える作用があります。多汗症の治療薬としても使用されています。ですが、副作用で口の乾き、便秘、胃腸障害などの症状がでることもあります。

自律神経に働きかける飲み薬

わきがの方は、「臭ったらどうしよう」という不安を抱えてらっしゃる方が多く、その不安が更なる発汗を促してしまうことがあります。そのため、ニオイに対する不安や恐怖心を和らげる飲み薬が処方されることがあります。

しかし飲み続けると眠気やふらつきなどの副作用が出ることもあるため、必ず医師の指導を受けることが重要です。

 

 

【わきがの治療 軽度~中度の方】

ボトックス注射

ボツリヌス菌の毒素を注射します。毒素といっても、これは細菌の作り出すタンパク質で、美容外科でもシワやたるみ、小顔治療などにも用いられます

このボツリヌス菌の毒素をワキの下に注射し、発汗の元となるアポクリン汗腺やエクリン汗腺の働きを抑制します。直接わきがのニオイには作用しませんが、汗の量を減らすことによって不快感を減少させることができます。

また長時間ワキを乾燥させた状態に保つことによって、細菌の繁殖を抑制し、ニオイを軽減させる効果があります。また多汗症とわきがを併発している方も多く、「ニオイがしたらどうしよう……」という不安による発汗にも改善が認められます。

この注射は皮膚を切ることなく効果を発揮するので、「切らないワキガ治療」としても知られています。治療時間も10~20分程度と短く、治療当日から普段と変わらない生活をすることができます。効果は早い方で翌日、多くの方が2~3日で効果が実感できます。また一度注射すると、治療後の効果は長く続き、個人差はありますが、半年~1年ほど続きます。

保険が適用される場合は1万円~3万円程度、保険が適用されない場合は10万円以上の費用がかかります。

気になる注射の痛みですが、こちらも個人差があり「まったく痛くなかった」「ちくっとした痛みがした」という方から「かなり痛かった」という方まで様々です。

ですが病院によっては、麻酔をしてくれるところもあるので、一度病院に確認してみることをオススメします。

また胎児に対する安全性は確立していないので、妊娠の可能性のある方は注意が必要です。

 

電気凝固法

ボトックス注射同様、切らない治療法として注目されています。

電気凝固法は、細い電極針をワキの毛穴一本一本に刺していきます。そこに高周波電流を流して、ワキの毛を脱毛するとともに、皮脂腺やアポクリン汗腺を破壊します。汗よりもニオイをなんとかしたいという方や、永久脱毛もしたいという方にはこちらの方法はおすすめです。

アポクリン汗腺の破壊は手術に比べると弱いですが、多くの人が効果を実感されている方法です。

一回の施術時間は30分程度です。個人差はありますが、2~3ヶ月に一度の治療を2~6回行います。局所麻酔をするので、痛みを感じることはほとんどありません。また施術したその日から、普通の生活をすることができます。

デメリットは自由診療なので料金が高いことです。病院によって差がありますが、大体15万円~程度になります。

似たような方法としてレーザー脱毛が引き合いに出されることがあります。これはワキの毛を減らすことによって、汗がたまることを防ぎ、細菌の繁殖を減らすことができます。それによって結果的にニオイを減らすことに繋がるからです。

ただ電気凝固法はアポクリン汗腺まで破壊するために、深くまで針を入れる方法です。ワキガを本気でなんとかしたいと思ったら、レーザー脱毛ではなく、電気凝固法を選ぶ方が無難と言えるでしょう。

 

 

【わきがの治療 中~重度の方】

中度から重度の方にはやはり手術の方法が有効になります。手術にもいくつか種類があり、医師自身が直接部位を見ながら行う「直視下手術法」と部位を見ずに機械で行う「非直視下手術法」があります。

 

直視下手術法

「剪除法(せんじょほう)」

この方法は、現在最も多くの病院で行われている方法です。効果の出方が比較的安定していると言われています。

ワキの下を3~5センチ程切開し、アポクリン汗腺と皮脂腺を1つ1つ手で取り除いていきます。

ニオイの元となる汗が出るアポクリン汗腺を確実に除去できる方法です。ですが他の手術に比べて傷跡が大きいというデメリットもあります。ですが最近では手術の後がほとんど目立たないように処置してくれる病院もあります。

手術の時間は片側1時間程度かかります。熟練の医師でもアポクリン汗腺を全て手作業で取り除くには時間がかかるので、この手術を行う時は、片ワキずつすることが推奨されています。この手術を行った後は、できるだけワキを動かさない方が治りが早いので、片側ずつの方が患者側にとってもメリットがあります。

費用は30万~程度かかりますが、保険が適用できる場合もあります。保険が適用されると数万円程度の負担で手術を受けることができます。まずは一度医師に相談してみるおいいでしょう。

 

非直視下手術法

「皮下組織吸引法」

ワキの下に1センチ程度の穴を空けて、そこからカニューレと呼ばれる細い管を入れます。そのカニューレを通して、ニオイの元となるアポクリン汗腺やエクリン汗腺、皮脂線などを吸い取ります。

脂肪吸引などに近いイメージです。

ワキの下に小さな穴を開けるだけなので傷跡は目立ちません。そして剪除法よりも広い範囲で行うことができます。ですがデメリットとして、直視下手術法よりもアポクリン汗腺が残ることが多く、再発率が高いことがあげられます。

剪除法では90%と高い確立で効果がきたいできますが、吸引法では30~40%程度しか効果がないというデータもあります。

また保険が適用されまず、費用は15万円~程度かかります。

 

「超音波吸引法」

上記の皮下組織吸引を改良した手術法です。カニューレでアポクリン汗腺をとるのではなく、超音波を発生させ、その熱でアポクリン汗腺やエクリン汗腺を破壊し、吸引します。

手術自体は簡単なので多くのクリニックで行われています。

皮下組織吸引法より効果は高いと言われますが、こちらも全てのアポクリン汗腺を取り除くことは難しいとされます

またこちらも再発率が高く、結局再手術が必要になってくる場合もあります。また火傷などのリスクがある場合もあります。

費用は皮下組織吸引法よりも少し高く、18~30万円程度かかります。

 

「皮下組織削除法」

高速移動するカミソリの刃で、汗腺組織を削り取る方法です。

ワキの下を1センチ程切開し、皮膚の表面をローラー上の器具で転がし、カミソリ部分で皮下組織とアポクリン汗腺とエクリン汗腺を削り取ります。

傷口は小さいですが、ワキを1週間程度固定する必要があります。また回復まで時間がかかる場合があります。また取った皮膚の厚みで汗腺が取れたか判断するので、実際は汗腺を取り残しているケースもあります。

費用は保険がききませんので、20万~40万円程度かかります。

 

わきがの手術まとめ

以上で紹介した方法が、現在行われているわきがの手術の例です。

どの手術方にもメリットやデメリットがあります。またどの手術にも、医師の腕と経験が結果を大きく左右します。

どうしても手術でないとだめなのか? 自分にあっている方法なのか? その医師と信頼関係を築けているか? などを事前のカウンセリングなどでちゃんと納得してから行うことがポイントです。

 

わきだけではない「すそわきが」

わきがというとワキのニオイを思い浮かべますが、実はあの独特のニオイがするのはワキだけではありません。

わきがのニオイの元となるアポクリン汗腺はデリケートゾーンや乳輪などにも存在します。そして、デリケートゾーンからニオイがするものを「外陰部臭症」通称「すそわきが」といいます。

基本はわきがと一緒の症状で、デリケートゾーンにあるアポクリン汗腺から出る汗がニオイの原因となります。

 

【すそわきがの特徴】

ワキのわきがで悩んでいる人はすそわきがも併発していることが多いとされます。この症状は男性よりも女性に見られることが多いです。それは女性の場合、特に生理中に蒸れたり、細菌が繁殖してわきが臭が強くなることがあるからです。

またわきがと同様、食生活によってニオイが変わるとされます。脂っこいものや、肉、乳製品、にんにくなどのニオイの強烈なものを食べると、陰部のニオイが強くなる場合があります。

すそわきがでお悩みに方はこれらの摂取を控え、魚や野菜などを多く摂り、バランスのいい食事を心がけることが大切です。また体調が悪い時も、ニオイが強くなる傾向にあるので、無理をしないで安静にするようにしましょう。

このニオイが気になって人間関係が築けない……と悩む方も多いとされます。

 

【すそわきがの治療法】

すそわきがのニオイのもととなるのは、汗やおりもの、経血などがあげられます。皮膚にいる常在菌がこれらをエサとして、繁殖しニオイを発生させます。

簡単な方法として陰部を清潔にすることによって、これらのニオイを抑えることができます。

たとえばトイレに行った際には、こまめにビデで陰部を洗い流すとよいとされます。また生理中は余計に蒸れますので、ナプキンをこまめに変えるといいでしょう。ショーツも通気性の良いものにすることをオススメします。

ですがニオイが気になるからと、お風呂で陰部を洗いすぎるのは禁物です。ゴシゴシ洗うことによって、皮膚に必要な善玉菌や常在菌まで洗い流されてしまいます。この常在菌が減ると、逆にニオイの元となる細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

これらをしてもニオイが減らない場合はやはり病院に行くしかありません。手術まではいかなくても、飲み薬やボトックス注射で治る場合があります。

また電気凝固法も、すそわきがには高い効果があるとされています。

 

わきが情報まとめ

ここまでわきがの原因、そして症状、治療法などをご紹介してきました。

わきがに悩んでいる日本人は多くいます。

手術とまでいかなくても、治療方法は沢山ありますので、まずは病院で一度相談されてみてはいかがでしょうか。

ワキガ

切らないわきが治療とは?種類、価格は?

自分の体臭が気になった経験はありませんか?もしかして自分はワキガなのかも…と思っている人は意外に多いものです。でも実際に治療を受けるとなるとちょっと大変そうですよね。ワキガの治療法にもたくさんの種類がありますし、最近では手術を行わないで治療をする方法もあります。切らないワキガ治療とはどんなものなのでしょうか?

 

ワキガ治療にはどんな方法があるの?

自分の体臭は自分で感じることが難しいため、「もしかして自分の体臭は強いのではないか」と悩む人がたくさんいます。気が付きにくいからこそ自己診断でワキガだと思いこんでしまう人もいるほどです。

自分で勝手にワキガだと思いこんで、自己流のケア方法などを行っていても症状が改善するとは限りません。やはり、医療機関でしっかりとワキガかどうかを確認してもらうことが大切です。

実際に治療を行うときには、ワキガの治療を行っている皮膚科、美容外科、美容皮膚科、美容整形などの医療機関で診断を受けることが最初の一歩です。

では、ワキガだと診断された後は、どんな治療を行うのでしょうか?

ワキガは軽度、中度、重度とニオイの強さによって分けられています。この程度によって適切な治療方法は異なってきます。軽度の人が重度のワキガ治療をしても、重度の人が軽度の治療をしても、充分な効果が得られないどころか、さらにニオイが強くなってしまうこともあるのです。受診した医療機関で自分の症状がどのぐらいのレベルのものなのかをきちんと確認し、適切な治療方法を相談するようにしましょう。

ワキガはアポクリン腺から出る汗が皮脂などと混ざり、皮膚や脇毛の常在菌に分解されることで強いニオイが発生してしまうことが原因です。つまり汗をかかなければ強いニオイが出ないということでもあります。

そこで手軽に行えるケアでは、ドラッグストアなどで販売している制汗剤を使う方法があります。種類もたくさんあり、スプレータイプ、クリームタイプ、ロールオンタイプ、シートタイプなど、それぞれの使いやすさに合わせて選ぶことができます。ワキガではない人も汗臭さを防ぐために使っています。エチケットとして使っていることが多いので、取り入れやすいですよね。

他にも常在菌を殺菌して匂いを防ぐために、汗をかいたら、消毒用アルコールで脇を拭くという方法もあります。こちらは汗を防ぐのではなく、汗を分解する常在菌を除菌してニオイを防ぎます。しかし消毒用のアルコールは、肌を守ってくれている常在菌も殺菌してしまうことになりますし、アルコールは肌に必要な油分まで除去してしまう可能性があります。肌荒れ等が起きる可能性もあるので肌の状態をきちんと確認しながら行うようにしてください。

医療機関で行ってもらう治療には、ボトックス注射や、アポクリン腺を切除・吸引する手術、マイクロ波を使ってアポクリン腺を破壊するミラドライ等があります。

また、医療機関でも塗り薬や飲み薬などで症状を抑えるという方法もあるので、病院で自分に合った治療法を相談してみましょう。

 

切らないワキガ治療が注目されている!

ワキガを治療したいと思っていても、実際に肌にメスを入れる手術はちょっと怖いという人もたくさんいるでしょう。では切らないワキガ治療にはどんなものがあるのでしょうか?

前の項で説明した中で切らないワキガ治療となるのが、制汗剤を使うもの、除菌するもの、ボトックス注射、ミラドライ、塗り薬、飲み薬等があります。

制汗剤や除菌するようなものは、ドラッグストアなどにも豊富に揃っています。自分の症状などに合わせて選んでみてくださいね!しかし、制汗剤や除菌を使う場合、手軽ではありますが、効果が短いことと根本治療ではないことも頭に入れておくと良いでしょう。

医療機関で受ける治療の中にも切らないでワキガ治療ができるものがあります。例えばボトックス注射も切らない治療です。しわ取りなど美容目的の治療として有名でもあるボトックス注射ですが、脇の下にボトックス注射をすることで汗を抑えることができるのです。

ただし、ボトックス注射も根本治療ではありません。3ヶ月から6ヶ月ぐらい効果が持続するので、毎日制汗剤を使うほど手間は掛かりませんが、効果が切れる頃にはまた注射を行わなければなりません。また、ボトックス注射は保険適用ではなく、自由診療で医療機関などによっても価格が違います。安全に施術をしてくれる信頼できる医療機関を見つけて、治療を受けてみてください。

 

さらに切らないワキガ治療として最近人気が出ているのがミラドライです。このミラドライは電子レンジでも使われているマイクロ波を利用した治療方法で、マイクロ波の熱を集中的に当てることで脇の下の汗腺を破壊する方法です。こちらはミラドライ用の専用機器が必要で、導入している病院で施術を受けることができます。残念ながら保険適用はされず、保険適用の治療に比べると料金が掛かります。大体1度の施術で充分な効果が得られると言われていますが、2回目以降の治療を望む人もいるようです。2回目以降も治療を望む可能性があると感じるのであれば割引プランを用意している所もあるので、自分に合わせて選んでみてください。

塗り薬には「塩化アルミニウム液」が使われることが多いようです。基本的には制汗作用がメインとなる薬なのですが、人によっては肌に合わない事があるようですので、肌に異変を感じたときには医師と相談をしてください。

飲み薬としては「臭化プロバンテリン(プロバンサイン)」が使われることが多いようです。こちらも汗を抑える働きがある薬です。しかし、目や口の渇きや尿の出が悪くなるなどの副作用があるので、継続的な使用というのはリスクがあると言われています。塗り薬同様、使用に関しては医師の指示に従うようにしてくださいね。

 

切らないワキガ治療が人気の理由とは?

 

保険適用でワキガの根本治療ができる方法があるのを知っていますか?脇を切開して目で確認しながらアポクリン腺を切除する剪除法という方法です。料金も抑えられますし、確実な治療法でもありますので、こちらの治療でも良いと判断する人もいますが、「体に傷口が残るのはイヤだ」「手術は怖い」「傷口ができるということは合併症の危険もあるのでは…」など剪除法のメリットとデメリットを比較して、できれば切らないワキガ治療を望む人が増えているのです。

剪除法は脇の下を切開するという話をしましたが、約4センチから5センチぐらい切開を数本入れることが多いようです。アポクリン線を切除した後に、脇を縫い合わせるのですが、その縫い合わせる医師の技術によって傷跡が目立たないか、目立つかが変わってくるとも言われています。

実際に切らないワキガ治療であるミラドライは、傷口ができないので、合併症のリスクが低くなりますし、日常生活への復帰も手術よりも早くなります。働いている人であれば、会社を長く休むのも難しい場合も多いでしょう。そんなときにも切らないワキガ治療という選択肢があるのは嬉しいですよね。

個人差はありますが、ミラドライも施術後に数日~数週間脇の下が腫れたり、痛みがあるという人もいます。どんな施術にもメリットとデメリットがあります。それをきちんと比較し、検討して、自分が納得できる治療法を選ぶことが大切です。

 

 

切らないワキガ治療のメリットとデメリット

切らないワキガ治療にももちろんメリットとデメリットがあります。早速それぞれの治療法のメリットとデメリットを確認していきましょう。制汗剤や除菌でのケアのメリットは何と言っても手軽であること。ドラッグストアやコンビニでもケア用品が販売しているので、簡単に手に入れることができます。

デメリットは根本治療ではないので、悩んでいる間はずっとケアを毎日し続けなければならないということです。最近は、ワキガでない人も、汗臭くならないように一般的なエチケットとして制汗剤を使っている人が多くいますので、それほど大変だとは感じないかもしれませんね。

次にボトックス注射はどうでしょうか?メリットは一度の注射で3ヶ月から6ヶ月の継続的な汗を止める効果があるということでしょう。毎日制汗剤などを使わなくても良くなるので、制汗剤に比べると楽だと感じる人も多いようです。

一方デメリットとしては、こちらも根本治療ではないこと。そして、効果が切れる頃には定期的に注射をしなくてはならないこと。自由診療の場合が多いので、制汗剤に比べると費用が掛かるということが挙げられます。

ミラドライのメリットは、汗腺を破壊してくれるので、施術を行えば、それ以降ワキガの心配をしなくて済むというのが最大のメリットでしょう。傷口もできませんし、日常生活への復帰も早いので、人気を集めています。デメリットとしては、専用の機器がある医療機関でしか施術をしてもらえないこと。そして汗腺が発達途中の若い人だと再発する可能性があると言われています。また、自由診療なので高い料金が掛かってしまうことも知っておきましょう。

飲み薬や塗り薬のメリットは、保険適用の薬がもらえることと医療機関で処方してもらうので、相談しながら自分に合った薬が使えることではないでしょうか。また、飲み薬、塗り薬共に手軽に使えるというのも嬉しいですね。

しかし、デメリットももちろんあります。飲み薬、塗り薬は根本治療ではなく、処方される薬には副作用があります。継続的な使用は避けたほうが良いと言われています。必ず、医師と相談をして、適切に使うようにしてくださいね。

 

ワキガ治療の料金は?

 

保険適用と保険適用外でワキガの治療の料金は大きく変わります。

 

まずは保険適用のワキガ治療の料金を調べてみましょう。

剪除法は保険適用であるという話をしましたが、保険診療ができる病院で施術を受ける必要があります。自分が受診する病院で保険が使えるかどうか、剪除法を自由診療ではなく、保険適用で施術してもらえるかを確認するのを忘れずに!

剪除法は保険診療の場合、両脇で平均4万円~7万円ぐらいの料金がかかります。剪除法を自由診療で受けると、両脇で平均20万円~40万円ぐらい掛かると言われていますので、保険適用されている医療機関で受診するようにしてくださいね。

次に塗り薬はどうでしょうか?病院で処方された保険適用される薬もあります。他にも薬局などで購入できる塗り薬もあります。代表的な「塩化アルミニウム液」は取り扱っている薬局などもあり、内容量にもよりますが、1000円~3000円ぐらいで手に入れることができますよ。

次に飲み薬は、保険適用の臭化プロバリテリンなどが使われることも多いようです。しかし、この飲み薬には副作用があります。制汗作用はあるのですが、口や鼻の乾燥、尿の出が悪くなると言った副作用が表れることがあります。また、発汗させる伝達物質の働きを抑える薬なので、継続的な使用は勧められていません。また、処方箋が必要な薬なので、医療機関と相談しながら使うようにしてください。

 

まとめ

ワキガで悩んでいる人の多くが、治療をしたいと思っているはずです。しかし、ワキガを治療するというのも恥ずかしいと感じる人も多いようです。ニオイの問題はデリケートですから、治療をしている、または治療していたと知られるのもツラく感じる人もいるのです。

ワキガであることで悩みすぎて精神的に落ち込んでしまう人がいるぐらいです。ワキガであることを悩みすぎていると、汗をかくと臭うのではないかと悩み、焦りさらに汗が出てしまうという悪循環に陥ってしまうのです。もちろん、ワキガを治療することも大切ですが、精神的にツライと感じるようであれば、心療内科を受診することも視野に入れると良いでしょう。

その中で手術などの切る治療法では、傷口が見えたりすることで治療の痕跡が見えてしまうことを気にする人もいます。だからこそ切らない治療法というのが注目され、人気を集めています。

もちろん切らない治療法にもメリット、デメリットがあることを説明しましたが、自分のワキガの状態を確認し、どんな治療法がベストなのかを医師と相談をしながら決めていくことが大切です。

まずは、ワキガだと悩んでいるのであれば、ワキガの治療を行っている医療機関で診断、相談をしてみてください。

多汗症

多汗症に効く薬は一体どれか?

特別暑いわけでもないのに、ポタポタと滴り落ちる汗……。そんな汗が気になって人間関係が築けないほど、日常生活に支障が出ることがあります。それが多汗症です。

この記事ではそんな多汗症の治療に使われる薬を紹介いたします。

 

薬が必要な程の症状ってどんなもの?

自分が単なる汗かきなのか、それとも多汗症なのか。一番いいのは病院に行って相談することですが、セルフチェックをする方法もあります。以下がその項目になります。

 

  • 日常生活に支障があるくらいの多量の汗が出る。
  • 最初に症状が出たのが25歳以下である。
  • 両手、両脇、両足など左右で同じ程度の量の汗をかく。
  • 睡眠中はその部分に汗をかかない
  • 家族や親戚に多汗症の人がいる
  • 1週間に1回以上は異常だと思われる量の汗をかく

 

この内2つ以上当てはまれば多汗症の可能性があります。

ちなみに1番の日常生活に支障があるくらい、というのにも基準があります。こちらがその基準になります。

・汗が気になって人間関係がうまくいかない

・汗を拭くためのハンカチやタオルなどが手放せない

・汗でノートや書類などの紙がふやけたり破けたりして勉学や仕事がうまくいかない

・汗ジミが気になって着たいと思う服が着られない

これらの状態が続いているということは、かなり生活にも支障が出ていると思われますので、早めに病院を受診されることをオススメします。

 

多汗症の薬って何科にもらいに行けばいいの?

基本は皮膚科です。多汗症の症状は、軽度から重度にかけて皮膚科で見てもらうことができます。重症になると、手術という方法をとるかたもいらっしゃいます。其の場合は形成外科や、美容外科に受診しにいきます。

 

多汗症の薬ってどんなものがあるの?

多汗症の薬は飲み薬、塗り薬、注射などがあります。いずれも軽度から重度の多汗症の方に使用することができます。それではそれぞれの薬を詳しくご紹介いたします。

 

多汗症のお薬その1 飲み薬

・神経遮断薬 「プロパンテリン」

この薬は多汗症の治療薬として認可されているお薬です。発汗は交感神経の末端から出る「アセチルコリン」という神経伝達物質によって汗腺が刺激されて起こります。このプロパンテリンはそのアセチルコリンの放出を抑制して、汗の量を減らす効果が期待できる薬です。

一般的に服用して20分程度で効果が現れて、3~4時間程度持続するとされています。しかし副作用で目の乾きやかすみ、便秘、眠気、胃腸障害、尿が出にくくなるなどの症状がでてくることがありますので注意が必要です。

 

・「ポラキス」

こちらもアセチルコリンを抑制する飲み薬です。膀胱の収縮を抑える薬として使われていますが、それと同時に発汗を抑制する薬としても使用されます。

ですが、こちらも副作用として口内の乾きと便秘、尿が出にくいなどの副作用が報告されています。

 

【漢方薬】

多汗症の治療として漢方薬を用いることもあるようです。漢方の治療では、発汗状態を重視し、これによって患者を区別しています。具体的な区別方法は、発汗部位(全身、背部、頭部、手足)と汗の出方(無汗、漏汗、自汗)などで分けられます。続発性多汗症の原因となる病気があるものには、その疾患にあった治療が最優先となります。

 

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

この漢方は特に多汗症の治療に多く用いられています。比較的体力のある方に使用されます。便秘傾向があり、不眠、抑うつ気分のあるかたに処方されます。また腰から下がなんとなく重いという症状にも、この漢方薬を処方する目安になると言われています。自律神経を整えることによって、発汗を抑えることができます。

主な成分は、のぼせを改善することのできる桂皮、利尿作用のある茯苓(ぶくりょう)、鎮静作用のある竜骨などです。メーカによっては大黄を含んでいる場合もあります。

 

・柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)

体力は中程度でアレルギーのある方に処方されます。情緒が不安定な方の心を沈め、不眠や夜泣きなどの症状にも効果があります。また慢性の湿疹にも聞きます。

消炎作用のある柴胡や薄荷(はっか)や連翹(れんぎょう)や栝楼根(かろこん)を含み、排膿作用のある桔梗(ききょう)と牛蒡子(ごぼうし)を配合している漢方薬です。発汗体質を改善する効果が期待されます。神経質で、情緒不安定、不眠などの症状がある方に処方されます。

 

・竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

体力のある方に処方されます。排尿障害や、手のひらや足の裏に汗をかいたりする症状に処方されます。清熱作用のある竜胆(りゅうたん)、黄芩(おうごん)、山梔子(さんしし)などが配合されています。

 

・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

イライラやのぼせの症状のある方に処方されます。また出血傾向のある方にも処方されることがあります。気分がイライラしてしまう方や、胃や胸の辺りがモヤモヤとする方に向いている漢方です。消炎作用のある黄芩(おうごん)、黄連(おうれん)を配合しています。 冷え性の方には効果がないとされるので、飲む際には専門家の判断を仰ぎましょう。

 

・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

体力が中程度の方に処方します。手のひらや足のうらの発汗、筋肉の緊張がある場合に処方されます。

 

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

体力の無い方に処方される漢方薬です。利水作用のある防已(ぼうい)と黄耆(おうぎ)が配合されており、むくみに効果があります。息切れしやすく、肥満の方によく処方されます。

 

・加味逍遥散(かみしょうようさん)

体力の無い方に処方されます。不定愁訴があるかたや、女性特有の気の落ち込みがある方によく処方されます。

漢方は色々な種類があり分かりにくいものもあります。最近では漢方外来や漢方専門医も増えてきていますので、漢方に興味のある方は一度受診してみてはいかがでしょうか。

 

多汗症のお薬その2 塗り薬

多汗症の治療に使われる塗り薬で一般的なのは、塩化アルミニウムが配合されているものです。この薬には年齢制限がないので、幼児期のお子さんから使用することができます。      主な薬は以下にご紹介します。

 

【塩化アルミニウム外用療法】

皮膚に問題の無い方は、塩化アルミニウムを有効成分とするこの塗り薬を使用します。多汗の気になる場所どこでも塗ることができます。この塩化アルミニウムは、汗を出す管の細胞に作用するお薬です。そしてその管と塩化アルミニウムと皮膚の細胞が合体することにより、管を塞ぐ栓になります。こうして栓をすることによりえい汗を抑えることができるわけです。

使用を始めてから早ければ数日、遅くとも数週間で効果が出てくるとされています。それ以上使用しても変化の無い方は、残念ながらこの方法は合わないということになります。

この薬は自宅で手軽に塗ることができ、副作用も少ないことがメリットとしてあげられます。デメリットは、効果が一過性の為、継続的に使用しなければいけないことです。また保険が適用されません。費用は薬によっても異なりますが、平均して100gあたり1,000円前後のものが多いようです。

 

【塩化アルミニウム外用制汗剤】

こちらは市販の制汗剤と似たような働きをします。違うのは、市販のものよりも配合されている成分が濃いことです。

使用方法は薬品を水やエタノールで薄めて皮膚に塗ります。塗り薬と同じく、一時的に汗腺の出口にある皮膚のタンパク質を固める作用があり、汗を出にくくする効果があります。

使用方法は、寝る時に多汗の気になる場所(手のひらやワキ)に塗り、起きたらしっかりと洗いながします。症状が重い方は、布手袋に薬品を染み込ませ、その上からゴム手袋で覆うという「密閉療法」を行うとより効果的です。ですが 人によってはかゆみやかぶれの症状が出ることもあるので気をつけましょう。

 

・パースピレックス

塗るタイプの制汗剤で、病院で処方されます汗を抑えたい部位に塗ると、上記の制汗剤と同じく汗腺の深部に栓をつくり発汗を抑制します。このパースピレックスは効果が長時間続くことが特徴です。なんと1回の使用で3~5時間も効果が持続するという優れものです。市販の制汗剤では抑制の難しい手のひらや足の裏の汗にも効果てきめんです。

また無香料タイプなので、学校でも会社でも気兼ねなく使うことができます。また衣類への色移りもありません。小学校低学年のお子さんにも使用できます。このパースピレックスは医薬品なので、処方には医師による診察が必要となります。

 

多汗症のお薬その3 注射

多汗症のお薬の3つ目はボツリヌス菌の毒素です。これを発汗の気になる場所に注射します。毒素ときくと怖いイメージがありますが、れっきとした治療法です。この毒素というのは、ボツリヌス菌が作り出すタンパク質のことです。最近では、美容外科のシワ取りやたるみ取りなどにも使われています。

この注射を汗の気になる部分にすることによって、交感神経の司令をブロックし、エクリン汗腺からの発汗を抑制してくれる効果があります。特にワキの下の発汗に対して効果が高いと言われています・

メリットは、10分~20分という短い施術時間で手軽に行うことができる点です。早い人では注射をした翌日から効果が表れ、通常でも3日くらいで効果が実感できるそうです。そしてその効果が数ヶ月から1年程長続きします

デメリットは、ワキ以外には保険が適用されない点です。また完治する治療法ではないので定期的に施術をする必要があります。

 

費用は医療機関によって異なりますが、保険が適用される場合は両脇で1万~4万円程度、保険が適用されない場合は10万円以上かかることもあります。

ですが、一度注射をすれば自分で他にすることはありません。とても手軽な方法なのでやってみる価値はありそうです。

気になる注射の痛みですが、「ちくっとした」という方から「結構痛い」という方まで様々な方の声があります。しかし、病院で局所麻酔や、麻酔クリームを塗ってからの施術もしてもらえますので、一度しっかり相談することをオススメします。

 

多汗症部位別おすすめのお薬

多汗症と一口にいっても、症状が出る場所は様々。そこで場所別にオススメの治療法とお薬をご紹介します。

 

・腋窩多汗症(えきかたかんしょう)のお薬

多くの方が悩む部位のワキです。こちらはまず塩化アルミニウムの塗り薬から治療を始めるのが一般的です。効果が見られない場合は、ボツリヌスの注射を行います。ワキが一番この注射の効果が高いとされているからです。それでも効果が薄ければ、この2つの治療法を併用する場合があります。2つを併用しても効果が見られない場合は、手術を選択肢に入れなければなりません。

 

・手掌多汗症と足蹠多汗症のお薬

この2つの部位は治療法が似ています。こちらもまず塩化アルミニウムの塗り薬の治療から始めます。人によってはイオントフォレーシスの治療も並行します。それでも効果がない場合は、ボツリヌスの注射を行います。注射の効果もなければ、手のひらに限りEST手術を行う場合もあります。

 

・頭部多汗症と顔面多汗症のお薬

まずは塩化アルミニウムの塗り薬を試します。効果がなければ飲み薬を併用します。それでも効果がない場合はボツリヌスの注射を行います。EST手術も可能とされていますが、重度の副作用の可能性があり、こちらの部位への手術はほとんど行われていません。

 

多汗症の薬まとめ

様々な多汗症の薬をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。この中で1番効く! という薬は決めがたいものがあります。それはどの薬にもメリット・デメリットがあるからです。また薬は個人差がかなりあるため、他人に効いた薬が自分で使ってみたらいまいちだった……ということはよく有ります。

結局は副作用の問題もあるので、自分で試して見るしか無いのです。最近では多汗症もメジャーになり、多汗症外来も増えてきましたので、お医者さんに相談しやすい環境になってきています。どうしても恥ずかしい場合は、電話やメールで相談を受け付けているクリニックもあるようなので、そちらを利用してみるのも1つの手です。

 

いずれにせよ多汗症は一人で悩まず、専門のお医者さんに相談することが、完治への近道です。一度、勇気をだして病院へ行ってみてはいかがでしょうか。

多汗症

多汗症の原因は?

多くの人が悩んでいる多汗症。特に暑がりだというわけでもないのに、滝のような汗が止まらない……。それが気になって人と接するのが怖くなってしまう人もいます。

そんな原因とは何があるのでしょうか?

その様々な原因を調べてみました。

 

汗の出る仕組みとは?

人間が汗を出す場所は2種類あります。

・エクリン汗腺

・アポクリン汗腺

この2つのうち、多汗症に関係しているのはエクリン汗腺の方になります。

エクリン汗腺は身体が熱いと感じた時、体温を下げるために汗を出します。この時の汗は99%が水なので、サラサラしていてニオイが無いのが特徴です。

このエクリン汗腺は全身に存在していて、とくに手や足、額や脇に集中しています。

エクリン腺が発汗する仕組みは、自律神経が関わっています。この自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があります。この内交感神経が、エクリン汗腺を制御しています。

体温上昇や、緊張などのストレス、香辛料などの味覚刺激があるとこの交感神経が刺激され、発汗が促されます。

多汗症の原因は、この交感神経からの刺激がエクリン汗腺に過剰に伝わっている為だとされます。その為、多汗症の治療は、エクリン汗腺の刺激の伝達を鈍くしたり、遮断する方法が取られます。

アポクリン汗腺から出る汗はベタベタしてニオイがあるのが特徴です。

これは昔、フェロモンとして他の動物にアピールするためのニオイを出すための汗とされています。

このアポクリン汗腺は、ワキや耳、おへそ周り、外陰部などに集中しています。

このアポクリン汗腺の発汗には、興奮物質である「アドレナリン」が関係していると言われています。喜びや怒り、悲しみなど激しい感情の起伏があると、このアドレナリンが分泌され、アポクリン汗腺からの発汗が促されます。

このアポクリン汗腺からの汗がなぜ臭うのかというと、この汗にはタンパク質や脂質などの成分が含まれています。それをひふの常在菌が食べ、分解することによって臭いが出てきてしまうのです。

多汗症とは直接関係はありませんが、多汗症の方はこのアポクリン汗腺のからでる汗が原因のわきがに悩まされている方もいます。自分がどちらの汗が原因で悩んでいるか知ることも、治療の第一歩と言えます。

 

多汗症の原因には2種類

多汗症の原因は2つに分類されます。

それは原因となる病気がある「続発性多汗症」と原因となる病気のない「原発性多汗症」です。

原因となる病気のある続発性多汗症は、原因となる病気を治すことで多汗症は治ります。ですが、原発性多汗症は治す病気がないので、汗を抑える為の治療が必要になります。

では以下で「続発性多汗症」と「原発性多汗症」の原因をご紹介します。

 

続発性多汗症の原因その1 自律神経失調症

多汗症には原因となる病気が存在する場合もあります。その内の1つが自律神経失調症です。この病気の症状の1つに、多汗症が挙げられています。

この病気は他に、不眠・めまい・動機・偏頭痛・便秘・慢性的な疲労といった症状が伴います。

顔にだけ、手足にだけ、と局所的に汗をかくのが特徴とされます。

 

続発性多汗症の原因その2 バセドウ病

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが大量に分泌され、全身の代謝が異常に高まってしむという病気です。このバセドウ病の症状のひとつに、多量の発汗があげられます。

バセドウ病になると食欲の増進、食事の量は増えたのに体重は減少する、暑くてしかたがない、などの症状が表れます。

またわけもなくイライラしたり、排便の回数が増えたりします。また動悸や手の震えが出る場合もあります。

外見上にも変化が表れ、目が飛び出ているように見えたり、首が腫れていたらバセドウ病の疑いがあります。

 

続発性多汗症の原因その3 糖尿病

異常なほど喉が渇く、体重の現象、トイレの回数が増えるなどの症状が表れたら糖尿病の可能性があります。

この時多量の発汗が伴うことがあります。このような症状と共に表れたら、一度糖尿病の検査を受けてみることをおすすめします。

 

続発性多汗症の原因その4 急性リウマチ

急性リウマチは、手や足、関節などが痛む病気です。細菌感染が原因で発症し、多量の発汗を伴います。

これらの痛みと、高熱が出た場合は急性リウマチの可能性があります。

また発熱する疾患なら、いずれも多量の汗をかく原因となります。

 

続発性多汗症の原因その5 脳や神経系のダメージ

脳梗塞や事故により、脳や神経系がダメージを受けると、エクリン汗腺を司る交感神経がダメージを受けてしますことがあります。すると全身で多汗の症状がでることがあります。

また耳の下にある「耳下腺」という神経の周辺がダメージを受けると、「Frey(フライ)症候群」という病気になってしまうことがあります。この病気になると、食事の際に耳の前の部分が赤くなったり、汗をかいたり、耳のまわりに多汗の症状がでることがあります。

以上の続発性多汗症の症状に当てはまらない場合、「原発性多汗症」の可能性があります。

原因となる病気のない原発性多汗症ですが、いくつかの原因が考えられますので、下記にご紹介いたします。

 

原発性多汗症の原因その1 ストレスなどの精神的要因

多汗症の方は精神的な問題を抱えていることがあります。元々あがり症の方だったり、交感神経の方が優位な方は多汗症になりやすいと言われています。

またこれは滴り落ちるほどの汗を他人に見られることや、手や足が常に湿っていることを指摘されたりして、他人との接触をおそれるようになります。それが、不安や恐怖となりますます発汗が止まらないという悪循環に陥っている方も少なくありません。

原発性多汗症の原因その2 食生活の乱れ

人は熱いものや辛いものを食べると汗がでます。これは正常な反応なのですが、過剰になると味覚性の多汗症になると言われています。

またタバコのニコチンや、コーヒーに含まれるカフェインは交感神経を刺激しますので、汗が出やすくなります。

また肥満になると、身体の中の熱をうまく体外に発散できなくなります。その為、多量の汗をかいて体温を調節しようとする機能が働いてしまうのです。

原発性多汗症の原因その3 ホルモンバランスの乱れ

ホルモンの生成は、脳の視床下部というところでコントロールされています。この部分と、発汗を司る交感神経は、脳の同じ場所にあります。なので、ホルモンバランスが乱れると同時に、交感神経のバランスもみだれ、多汗症になりやすいと言われます。

特に女性は、月経や妊娠、出産などがあり、このホルモンの影響を受けやすいと言われています。

原発性多汗症の原因その4 更年期障害

ホルモンバランスの乱れに関係しているのが、更年期障害です。

この更年期障害の1つに「ホットフラッシュ」という症状があります。これは閉経後の40~80%の女性に見られる症状です。この症状は、周りが特に暑くなくても、ダラダラと汗をかいてしまいのぼせるような症状がでてきます。

原発性多汗症の原因その5 遺伝

多汗症の直接的な原因とは言えませんが、緊張しやすい性格、神経質な性格などが遺伝したために、多汗症の原因となることもありえます。

 

多汗症のセルフチェック

以上が原発性多汗症で考えられる原因となります。

もっとはっきりさせたい! という方の為にセルフチェックする方法もあります。

 

  • 家族や親戚に多汗症の人がいる
  • 1週間に1回以上は異常だと思われる量の汗をかく
  • 両手、両脇、両足など左右で同じ程度の量の汗をかく。
  • 日常生活に支障があるくらいの多量の汗が出る。
  • 睡眠中はその部分に汗をかかない
  • 最初に症状が出たのが25歳以下である。

 

以上の内、2つ以上あてはまれば、原発性多汗症の可能性があります。

また「日常生活に支障がある程度」というのは、以下のような状態だとされています。

 

  • 汗を拭くためのハンカチやタオルなどがいつも手放せない
  • 汗でノートやプリント、書類などの紙がふやけたり、破けたりして勉学や仕事がうまくいかない
  • 汗がいつも気になって人間関係がうまくいかない
  • 汗ジミが気になって着たいと思う服が着られない

 

また

こういった症状が続き、日常生活が困難だと感じているなら、一度病院で相談されることをおすすめします。

 

患者さんの多い原発性多汗症は?

多汗症の症状の内、患者数が多いのはワキ・手足・頭部・顔面多汗症です。下記でそれぞれの多汗症についてご紹介します。

 

腋窩多汗症(えきかたかんしょう

ワキの下から多く汗をかく症状です。

ワキ汗は専用のパットもあるくらいメジャーな悩みです。しかし、多汗症になるともっと深刻です。洋服の汗ジミが常に気になり、着る服が限られてしまいます。ひどい方は服がビショビショになってしまうくらい重い症状が出る方もいて、外出が困難になる場合もあります。

思春期~青年期に発症される方が多いとされます。

 

手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)

手のひらに多く汗をかく症状です。

幼少期から思春期に発症することが多いといわれています。

ひどい症状の方は、滴る汗でノートやプリントや書類が破れてしまい、勉学や仕事に支障をきたす場合があります。

また友人にも汗のことを指摘され、傷つく方が多いです。

この手掌多汗症は精神的なストレスや緊張がキッカケのことが多いため、こういったストレスで更に発汗がひどくなってしまう場合もあるようです。

患者数の多いこの手掌多汗症は軽度と重度に分けられる基準があります。

「軽度の手掌多汗症」

健康な人と同じように手が乾いていることもあります。

しかし精神的に緊張すると、急に多量の汗を手のひらにかいてしまいます。そして手が滑り、ものがうまく持てなくなったりします。

発汗の量はそこまで多量ではなく、汗が滴りおちる程ではない場合が多いです。

「重度の手掌多汗症」

いつも手が湿っている状態です。その為いつも指先が冷たい状態です。

また手のひらから汗が滴りおちるほど、多量に発汗してしまいます。

重度の症状の方は、汗でパソコンなどの機械を壊してしまうこともあり、常にハンカチやタオルが手放せない状態となります。

 

足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)

足の裏に多く汗をかく症状です。

足の裏はただでさえ蒸れやすいところですので、ニオイやかゆみが発生したりします。また雑菌が繁殖し、水虫になってしまう方もいます。常に足の裏のことが気になってしまい、仕事や勉学に身が入らなくなることも多いようです。

手掌多汗症と同時に発症する場合が多いとされています。

 

頭部多汗症(とうぶたかんしょう)

頭部に多く汗をかく症状です。

青年期に発症し、男性に多いと言われています。

この頭部多汗症になると髪全体が濡れたように見えてしまいます。そして汗がポタポタと落ちてくるほど目立つこともあります。その為、症状がひどくなると、人目が気になってしまうことが多く、外出が困難になる人もいます。

 

顔面多汗症(がんめんたかんしょう)

顔面から多く汗をかく症状です。

こちらも青年期の男性に多い症状といわれています。

顔面から汗が滴り落ちるように流れるため、とても目立ちます。その為、頭部多汗症と同じく人目が特に気になり、人間関係を築くことが困難です。

 

以上が患者数が多いと言われている多汗症の症状です。いずれも様々な原因が考えられ、自分に合った治療をすることが大切です。

 

多汗症の原因まとめ

以上のように多汗症の原因には様々なものがあることがわかりました。

原因がはっきりしている病気ですと、その病気を治せば多汗症は治ります。ですが原発性多汗症は原因がはっきりしないことも多く、発汗に対しての対処療法しかできない場合があります。

その場合には治療に時間がかかる場合があるので、足踏みをしているかたも多くいらっしゃいます。

実は日本人の7人に1人は多汗症で悩んでいると言われます。その中で汗がポタポタと滴り落ちるほどの重症の方は、80万人もいるとされます。ですが、病院を受診されている方はたったの6%ほどと言われています。

これは多汗症のことを単なる汗かきだと思い、病気だと思っていないからです。

ですが、日常に支障をきたすほどの多汗症は明らかに異常です。汗が気なって引きこもりやうつ病を発病される方もいらっしゃる程です。

決して恥ずかしい病気ではないので、1人でも多くの方が病院で相談をすることをオススメします。

多汗症

多汗症の治療方法を紹介!

多くの方がお悩みの多汗症。その治療法はどのようなものがあるのでしょうか。

病院の治療から、民間療法まで色々な治療方法をご紹介いたします。

 

多汗症は何科を受診すればいいの?

多汗症の治療を行っているところは皮膚科です。手術の場合は美容外科や形成外科に行くこともありますが、まずは皮膚科で相談してみましよう。

最近では多汗症の専門外来を設ける病院も増えてきました。もし受診が不安な場合は一度、電話で確認されることをおすすめします。

 

塗り薬での多汗症の治療

塩化アルミニウム外用療法

皮膚に問題の無い方は、塩化アルミニウムを有効成分とする塗り薬が処方されます。多汗症が気になる場所どこでも塗ることができますので、汎用性が高い方法です。

この塩化アルミニウムは、汗を出す管の細胞に作用します。そしてその管と塩化アルミニウムと皮膚の細胞が合体することにより、管を塞ぐ栓になります。そうして発汗を抑えることができます。早ければ数日~数週間で効果が出てきます。

この方法は自宅で手軽に行うことができ、副作用も少ないことがメリットとしてあげられます。またどの年齢の方にも使うことができます。また年齢制限がないため、子供の多汗症の治療にも使用することができます。

デメリットは、効果が一過性の為、継続的な治療が必要になります。また保険が適用されません。費用は薬によっても異なりますが、平均して100gあたり1,000円前後のものが多いようです。

 

塩化アルミニウム外用制汗剤

こちらは薬品を水やエタノールで薄めて皮膚に塗ります。塗り薬と同様に、一時的に汗腺の出口にある皮膚のタンパク質を固める作用があり、汗を出にくくします。

使用方法は、寝る時に多汗の気になる場所(手のひらやワキ)に塗り、起きたら洗い流します。多汗の症状が重い方は、布手袋に薬品を染み込ませ、その上からゴム手袋で覆うという「密閉療法」を行うこともあります。

人によってはかゆみやかぶれの症状が出ることもあるので気をつけましょう。

 

ボツリヌス注射での多汗症の治療

毒素の注射ときくと怖いイメージがありますが、れっきとした治療法です。この毒素というのは、ボツリヌス菌が作り出すタンパク質のことです。最近では、美容外科のシワ取りやたる矯正にも使われているごく一般的な成分になります。人体への悪影響はありません。

ボツリヌス注射を多汗が気になる部分にすることによって、「アセチルコリン」という神経伝達物質の分泌を抑制してくれます。そして交感神経からの司令をブロックし、エクリン汗腺からの発汗を抑えてくれるのです。ボトックス注射は狭い部分の多汗症に適しています。足の裏や手のひら、特にワキの下の汗に対し大きな効果を発揮します。

ボツリヌス注射のメリットは、10分~20分という短い施術時間で手軽に行うことができる点です。そして効果は2~3日程で表れ始め、数ヶ月から1年程長続きします。そして重度のワキの多汗症の方には保険が適用されます。

デメリットは、ワキ以外には保険が適用されない点です。足の裏や手のひらにもすることができますが、効果はワキほど長続きしません。また完治する治療ではないのでで、効果がなくなる度に、再び注射をする必要があります。

費用は医療機関によってかなり異なります。保険が適用される場合は両脇で1万~3万円程度、保険が適用されない場合は10万円以上の費用がかかることもあります。

しかし、一度打てば塗り薬の用に自分でやることはありません。お手軽なのでやってみる価値はあるといえます。気になる痛みですが、「ちくっとした」という方から「結構痛い」という方まで様々な方の声があります。ですが、病院では頼めば局所麻酔や、麻酔クリームを塗ってからの施術もしてもらえますので、相談することをオススメします。

 

イオントフォレーシスでの多汗症の治療

この方法は、多汗が気になる手のひらや足の裏をこれは医療器具によって電流を流した水に浸す方法です。この時に流れる電流はとても微弱なものなので、少しピリピリするかな? と思う程度です。

この方法がなぜ効くのかというと、水に電気を流すことで生じる水素イオンが汗をだす細胞に作用して、汗腺を小さくして汗を作りにくくしてくれるからです。

この治療を週に1~2回、1回20分を8回程度続けると効果が見られると言われています。効果が出て、多汗の症状が軽くなってくれば週に1度程度の治療を定期的に続けていくことになります。

この治療のメリットは保険が適用されるので治療費が安いことが挙げられます。医療機関よって異なりますが、大体1回600円~800円で治療をうけることができ、手軽に治療を受けることが出来るという点です。また塩化アルミニウムなどの外用薬と並行して治療することができます。

デメリットは電気を流す治療ですので、ペースメーカーを装着している方や、妊娠の疑いのある方はこの治療を受けることが出来ません。また治療を受けられる部位が、手のひらや足の裏など、水をつけられる場所に限定されます。また効果が持続しないので、定期的に通院する必要があります。

 

飲み薬での多汗症の治療

飲み薬を使って多汗症の治療をすることもあります。以下がその代表的な薬になります。

 

神経遮断薬 「プロパンテリン」

発汗は交感神経の末端から出る「アセチルコリン」という神経伝達物質によって汗腺が刺激されて起こります。このプロパンテリンはそのアセチルコリンを抑制して、汗の量を減らす効果があります。

一般的に服用して20分程度で効果が現れて、3~4時間程度効果が持続します。しかし副作用で目の乾きやかすみ、便秘、眠気などの症状がでてくることがあります。多汗症の症状が重度の方は、手術という方法もあります。手術は交感神経を切除するので、その効果は半永久的に続くと言われています。

ポラキス

こちらもアセチルコリンを抑制する飲み薬です。膀胱の収縮を抑える薬として使われていますが、どうじに発汗を抑制する薬としても使用されています。こちらも副作用として口内の乾きと便秘などが報告されています。

 

手術での多汗症の治療

多汗症の手術で今一番一般的なのが、「EST手術」や「胸腔鏡下胸部交感神経遮断術(きょうくうきょうかきょうぶこうかんしんけいしゃだんじゅつ)」とよ呼ばれるものです。

この手術は胸部外科や呼吸器外科で行われます

ワキの下の皮膚を数ミリ切開し、カメラのついたスコープを入れ、胸部にある交感神経を遮断する手術です。20~30分程度と比較的短い時間で終わる手術です。麻酔の準備なども合わせても一時間あれば終わってしまいます。

ワキの下を少しだけ切開するだけなので、手術の痕はあまり残ることがありません。身体への普段も少なく、基本的に入院する必要はありません。入院しても、手術当日1泊だけする方がほとんどです。

この手術のメリットは、一度手術をすれば再発率が非常に低いことです(1~5%程度)。そして多汗症の手術には珍しく、保険が適用されます。この手術をすることによって、手のひらだけではなくワキや額の汗も減ると言われています。

手術のデメリットは「代償性発汗」という副作用が起きる可能性が高い点です。この代償性発汗とは、元々多汗症ではなかった場所の発汗が増加してしまう現象のことをいいます。手のひらは乾いているのに、太ももや背中、お腹などが発汗してしまう症状です。

また手にまったく汗が出なくなるため、乾きすぎてしまう、というかたもいらっしゃるそうです。

この副作用が頻繁に起きてしまうため、手術には慎重を期する必要があります。基本的には塗り薬など他の治療を試した後、効果のなかった重度の患者さんが行う方法となります。患者の強い希望をもって行われますが、基本的には副作用の少ない手のひらのみに行われるのが一般的です。

手術費用は、保険適用で7~10万円ほどのところが多くなっています。

 

剪除法

ワキの下を3~5センチ程切開し、アポクリン汗腺と皮脂腺を1つ1つ手で取り除いていくという方手術方法です。

この手術方法は、ニオイの元となる汗が出るアポクリン汗腺を確実に除去できる方法です。多汗症の直接の原因であるエクリン汗腺を切除するわけではありませんが、アポクリン汗腺を取り除くことにより、確実に汗の量を減らすことができます

手術の時間は1時間程かかります。この手術を行う場合は、片ワキずつ行うことが望ましいとされています。それは、この手術を受けた後は出来るだけワキを動かさないように指導されますので、両脇を同時にすると、日常生活に支障をきたしてしまうからです。

気になる費用は自由診療なので30万円~程かかります。しかし、多汗症と同時にわきがだと診断されれば保険が適用になる場合もあります。この判断は医師によって異なりますので、医師と良く相談されることをオススメします。

 

ミラドライ

多汗症の新しい治療法として、切開しない手術方法として「ミラドライ」という方法があります。

ミラドライは、マイクロ波を皮膚の上から照射し、その熱によって汗腺を破壊する新しい治療方法です。皮膚を切らずに治療ができるので傷跡が残りません。ですので、切開が怖いと今まで手術を躊躇って居た方に注目されています。

ミラドライは、水分の多い汗腺をターゲットしにして、その汗腺付近にマイクロ波を照射することによって多汗症やわきがを治療します。汗だけを抑えたい方は浅い層に照射をし、臭いをもっとしっかりと抑えたい方は、深部のアポクリン汗腺やエクリン汗腺が集中する層へと直接マイクロ波を照射します。こうすることでアポクリン汗腺を破壊することができます。

こうして破壊された汗腺は再生しないので、その効果が半永久的に続くといわれています。

また照射中は同時に皮膚の表面を冷却しながら行うので痛みを感じることはほとんどないとされます。痛みが不安な方も、事前に局所麻酔をしてくれますので安心です。マイクロ波は水分のある汗腺に集中するので、他の皮膚の部分がほとんどダメージを受けないこともこのミラドライの特徴とされます。

治療時間は長くて1時間程度で、身体への負担も少なく、治療が終わってすぐ普通の生活に戻ることができます。

デメリットは保険が適用されないので費用が高価なことです。両ワキで1回25万~40万の費用がかかります。病院により2回の照射を推奨していますが、費用面を考えるとなかなか難しいものがあります。また導入している医院が少ないので、この治療法を受けるのは遠方まで出向かないといけない場合もあります。

 

精神治療での多汗症の治療

多汗症の方の場合「汗をかく」ということ自体に不安や恐怖をもってしまい、余計に汗をかいてしまうことがあります。そのような方には「精神安定剤」などを処方したり、リラックスできる状態を意識的につくりだす「自律神経法」などで症状が改善されることがあります。

 

多汗症の治療方法まとめ

以上が、現在一般的に行われている多汗症の治療方法になります。手軽に行えるものから、手術にいたるまで様々な方法があります。

まずは皮膚科に行き、塗り薬などの治療から始め、効果がなければ次の治療方法に移行するという方法が一般的なようです。

日本人は7人に1人が多汗症で悩んでいるのに、病院で診察を受けるのはたったの6%程といわれています。それだけ、自分はただの汗かきだから病気ではない、と考えている人が多いのです。

子供の多汗症の問題も深刻です。幼児期や思春期に、友達から汗について指摘されるのはとても恥ずかしいものです。そのまま不登校になっていしますこともあります。

決して珍しくも、恥ずかしくもない病気ですので、是非一度病院で診察を受け、自分に合った治療方法を見つけることをオススメします。

多汗症

多汗症は手術で治る?気になる金額や期間を紹介

多汗症を完治させる一番の方法は手術です。

発汗を促す交感神経を切除することによって、発汗はかなり減らすことができます。

でも手術と聞くとなんだか怖い……。そこで、この記事では多汗症を治す為の手術方法、そして金額や治療の為の期間をご紹介いたします。

 

手術で治せる多汗症の種類は?

多汗症は部位によってその名称が違います。

多汗症の手術では手のひらや脇の下、顔面などの多くの多汗症に効果があるとされます。

1ヶ所だけではなく、何ヶ所もの多汗症で悩んでいる人にとって手術はオススメの手段と言えるでしょう。

 

何科で手術が受けられるの?

多汗症の手術は皮膚を切開して行うので、皮膚科では行うことができません。美容外科や胸部外科、呼吸器外科などで外科的な手術を行うこととなります。

 

最近では多汗症の治療を専門とした外来も存在します。いずれにせ良くカウンセリングをうけて医師と信頼関係を築くことが重要です。

 

多汗症の手術の費用に保険は適用されるの?

手術となると気になるのはその費用ですよね。いくら決心して手術をすることを決めても、費用が高ければ二の足を踏んでしまうというもの。特に保険が適用されるかどうかは大事なところです。

 

ただ残念ながら、多汗症の治療は保険きく手術は少なめとなっています。ただ症状の重さによって保険が適用されることもあります。

同じ手術でも病院によって治療方針が違うこともありますので、諦めずに何ヶ所か周ってみることも大事だと思われます。

 

そして費用の面では保険診療が圧倒的に有利ですが、自由診療を選ぶことによって治療の選択の幅が広がることがあります。自由診療は確かに高価ですが、身体にふだんの少ない治療法を選ぶことができます。

また「治すこと」のみに特化した保険診療とは違い、自由診療なら見た目の美しさを重視することができます。美容外科の治療法なら、傷が目立たない方法やアフターケアが充実しているところも多く、仕上がりの美しさでは群を抜いていると言えるでしょう。

自分が何を重視したいかをよく考え、病院選びをすることが大切です。

 

どのような手術をするの?

最近注目されているのが「胸腔鏡下交感神経節遮断術」や「ETS手術」と呼ばれる内視鏡手術です。この手術は手のひらの多汗症である手掌多汗症や、顔面多汗症によって若干の手術方法の違いはありますが、内視鏡が入る位の小さな傷を皮膚につけて、そこにカメラのついた細い管を入れます。そしてカメラのモニターを見ながら手術する方法です。

 

手掌多汗症の内視鏡手術

内視鏡手術では、まずワキの下の皮膚を2~4ミリほどの小さな傷をつけます。そこからカメラのついた細い管をいれていきます。そこからモニター画面を見ながら背骨の近くにある交感神経を10ミリほど切除します。

手のひらに汗をだす交感神経は背骨の左右にあるので、同じ手術をもう片方のワキからも行います。

熟練の医師ですと両脇の施術でも15分程度で終わります。長くても1時間程度で済むことがほとんどです。

切開の傷がとても小さいので、手術の後が目立つことがなく、痛みを訴える方も少ない手術方法です。

また身体への負担が少ないので、手術を受けたその日に帰ることができます。

この手術で手の汗はほぼ100%止めることができるとされます。また効果も一生持続するといわれています。この手術を行うことにより、手のひらだけではなく、わき、首筋、顔面の汗が現象すると言われています。

手術後すぐに汗がとまる効果が実感できると言われています。指先に温かさを感じるという方もいらっしゃいます。

費用は保険が適用されれば7~10万ほどで行う事ができます。

腋窩多汗症(えきかたかんしょう)の手術

手のひらと同じく悩む人の多いワキの多汗症には別の手術方法もあります。

それがわきがの治療にも行われる「剪除法」と呼ばれる手術方法です。

ワキの下を3~5センチ程切開し、アポクリン汗腺と皮脂腺を1つ1つ手で取り除いていくという方法です。

この手術方法は、ニオイの元となる汗が出るアポクリン汗腺を確実に除去できる方法です。多汗症の直接の原因であるエクリン汗腺を切除するわけではありませんが、確実に汗の量を減らすことができます

 

手術の時間は1時間程度かかります。この手術を行う場合は、片方ずつ行うことが望ましいとされています。それは、この手術を受けた後は出来るだけワキを動かさないようにするのが望ましいので、両脇を同時にすると、日常生活に支障が出てしまうからです。

 

こちらは自由診療なので30万円程度の費用がかかります。しかし、わきがだと診断されれば保険が適用になる場合もあります。この判断は医師によって異なりますので、良く相談されることをオススメします。

 

アポクリン汗腺を取り除いても問題はないのか?

剪除法を受ける上で気になるのは、アポクリン汗腺を取り除いてしまったら今後の生活に影響はあるのかどうかだと思います。

結論から言えばありません。体温調節を司っているのはエクリン汗腺のほうなので、アポクリン汗腺を切除しても体温調節には全く問題ありません。

それにアポクリン汗腺はワキだけではなく、乳輪やおへそ周り、デリケートゾーンなどにも存在しています。この手術で全てのアポクリン汗腺を取り除くわけではないので、健康面への影響はないといっていいでしょう。

 

ミラドライ

ミラドライは、マイクロ波を皮膚の上から照射し、その熱によって汗腺を破壊する新しい治療方です。切らずに手術することができるので、傷跡が残らないので、今注目されています。

ミラドライは、水分の多い汗腺をターゲットしにして、その汗腺付近にマイクロ波を集中することによって多汗症やわきがを治療します。汗だけを抑えたい方は浅い層に照射をします。臭いをもっとしっかりと抑えたい方は、深部のアポクリン汗腺やエクリン汗腺が集中する層へと直接マイクロ波を照射し、アポクリン汗腺を破壊することができます。

こうして破壊された汗腺は再生しないので、その効果が半永久的に続くといわれています。

また照射中は同時に皮膚の表面を冷却しながら行うので痛みを感じることはほとんどないとされます。また事前に局部麻酔もするのでより安全です。

マイクロ波は水分のある汗腺に集中するので、他の部分がほとんどダメージを受けないことも特徴です。

治療時間は長くて1時間程度で、また身体への負担も少なく、治療が終わってすぐ普通の生活に戻ることができます。

デメリットは保険が適用されないので費用が高価なことです。両ワキで1回25万~40万円程度の費用がかかります。

 

手術の費用まとめ

多汗症の手術は自由診療のところが多いですが、中には保険が適用される手術もあります。そこで主流で行われている手術の費用と、それ以外の治療の費用をまとめました。

治療方法 費用
胸腔鏡下交感神経節遮断術 保険適用時は10万円程度
剪除法 保険適用時5万円前後、自由診療で20万~
イオンフォレーシス 保険適用時で1回700円程度
ミラドライ 30~35万
電気凝固法 3 ~10万

 

手術までの流れはどんな感じ?

手術までの流れがわからないと不安ですよね。最近では相談専用の電話番号やメールで相談できる病院も増えてきました。この項目では、手術までどういった過程があるのかをご紹介したいと思います。

初診

まずは多汗症の状態を診察してもらいます。そうして一人ひとりにあった治療法を決定します。ここでカウンセリングにたっぷりと時間をとってくれる病院もあります。ここで手術に向けての説明と注意をしっかりとしてもらいます。そうして手術が必要と判断されたら、手術日を決定します。この日に術前の検査を済ませる場合もあるので、時間に余裕をもって病院を訪れましょう。

手術日当日

胸腔鏡下交感神経節遮断術なら20分程度とされます。麻酔の準備や術後の覚醒じかんもありますので、1時間はみておいた方がいいと思われます。麻酔は全身麻酔で行うので、ちゃんと麻酔科医のいる大きな病院を選ぶと安心です。

およそ60%の方が日帰り手術をされ、残りの方は手術日に1泊します。

手術後

特に変わった症状はない場合は、そのまま普通の生活を送ることができます。ただその後の経過や副作用を調べる為に、3ヶ月から半年の間に一度来院してもらうこともあるようです。

手術後どのくらいの期間で普通の生活がおくれるの?

 

胸腔鏡下交感神経節遮断術の場合

切開する傷が小さいので、ほとんど痛みもなく手術の翌日から普通の生活を送る人もすくなくありません。また傷が小さいので、糸で縫うこともなく、抜糸もありません。

手術の翌日にはシャワーをあびることもできます。

 

剪除法の場合

安静にすることが必要です。安静にしないと患部に内出血が起こる場合があります。

力仕事で10日間、事務仕事でも7日間は安静にすることが求められます。

また手術後も通院が必要です。術後10日間で5回程度通院することが必要な場合があります。その後も月1度の通院を1年ほど続ける必要があります。

 

ミラドライの場合

切開を行わないので傷跡は残りません。

照射後に若干の痛みがある人もいます。また翌日から腫れる人もいるようです。患部に赤みが出る場合もありますが、多くの方が数日で消えるようです。

照射当日から動くことが出来ますが、激しい運動は禁止されています。

また治療後1~2日間は、アイスパックで患部を冷やすように指導されます。

 

手術に副作用はあるの?

多汗症に大きな効果を発揮する手術ですが、副作用がでる確率は高いと言われています。それが以下にご紹介するものになります。

 

代償性発汗

胸腔鏡下交感神経節遮断術を受けると、この代償性発汗が起こる場合があります。

これは手のひらからでる汗が減少したかわりに、身体の他の部分から発汗してしまうことがあります。よく見られる部分は胸やお腹、太ももや背中なども汗が増えることが多いとされます。この代償性発汗はかなりの確率で起こることが報告されているので、手術を受ける場合は、この代償性発汗をある程度覚悟していた方がいいと言われています。

手のひらの乾燥

胸腔鏡下交感神経節遮断術を受けると、手汗がぴたっと止まります。必要な汗までかかなくなってしまうので、手が乾燥してしまう方が多いです。特に冬場は乾燥し、手にひび割れの症状を感じる方もいらっしゃいます。

味覚性発汗症

熱いものや辛いものを食べると、鼻の頭や額に汗が滲み出ることがあります。手術をするとこの味覚性発汗がおかしくなる方がいらっしゃいます。これはお菓子などの甘いものを食べても、汗が出るようになってしまう症状です。

再発の危険

剪除法では熟練した医師でもアポクリン汗腺の全てを取り除くことは難しく、まれに再発の危険性があります。また自分が思っていたより無臭にならなかったなどの結果も報告されています。

 

手術は何歳からでも行えるの?

多汗症は遺伝や生活環境も影響しているので、子供のころから発症することもあります。子供は大人よりも熱がこもりやすいため、汗をかきやすいのです。

また思春期を迎えた子供にも多汗症の症状はでることがあり、多くの方が悩んでいます。

ですがやはり胸腔鏡下交感神経節遮断術はデメリットも多いので、ある程度の年齢になってから行うのが望ましいとされています。

もし子供で多汗症の症状に悩んでいるのなら、まずは塗り薬や飲み薬から試してあげるのがいいでしょう。

ただしミラドライなら高校生以上の子供に、親の承諾があれば施術することができます。これは切らない為、身体への負担が少ないと言われているからです。成長期を終えて汗腺の量が変わったら、再び施術を受けることも可能とされています。

 

多汗症の手術まとめ

以上のように多汗症を治すには様々な手術があります。

いずれもメリットやデメリットがあり、簡単には決められないという方がほとんどでしょう。ですがどれも効果が高く、どうしても多汗症を治したい! という方には手術は一番確実な方法と言えるでしょう。

多汗症の治療方法も増えており、昔ほど危険な手術ばかりではなくなってきました。

大事なのは価格だけではなく、安全性や仕上がりの美しさなど総合的に考えて判断することです。手術という方法は、心身ともに負担のある方法です。誰もが後悔のない結果をえられるように、自分でよく調べて医師と相談することが大事です。

ワキガ

これが本当のワキガの原因!

ワキガに悩む人にとって、自分はなぜワキガになってしまったのかという原因は気になるのではないでしょうか?生まれた時からワキガだったという人はなかなか聞きませんよね。成長ととともにワキガなのではないか?と感じ始める人が多いのです。では急にワキガになるなんてことはありうるのでしょうか?ワキガの原因に付いて調べてみましょう!

 

ワキガのメカニズム

体臭が気になる人の中には「自分はワキガではないか」と思う人は多いようです。誰しもが暑かったり、運動したりすると汗をかきますよね。汗をかいて放置していれば、ワキガの人も、ワキガではない人もニオイが強くなるのは仕方のないことです。しかしワキガは汗臭いニオイとは異なる、強く独特のニオイがするものです。

なぜ、独特の強いニオイがするのでしょうか?

 

ワキガの原因は、脇の下の皮膚の下にあるアポクリン腺という汗腺から出る汗が皮脂などを混ざり、皮膚や脇毛にいる常在菌が汗を分解するときに強いニオイを発生させるからです。そのため、このアポクリン線の数が多く、大きい人はワキガである可能性が高いと言われています。

 

自分が本当にワキガかどうかはワキガ治療を行っている医療機関で診断してもらうことが大切です。ワキガだと思っている人の多くが自己診断でワキガだと思いこんでいる人が多く、実はワキガではないということが意外にあるものです。

 

また、ワキガには、軽度、中度、重度と程度が分かれています。ワキガで悩んでいる人の多くは重度だと思いがちで、本当は軽度なのにも関わらず自分の判断で重度の治療をしている人もいます。正しい治療が行えないと充分な効果が得ることができず、むしろニオイを強くしてしまうことすらあるのです。程度によって治療法も変わりますが、この程度もきちんと医療機関で診てもらわないと分からないものです。自己診断をするのではなく、専門医師に見てもらえるようにしましょう。

 

ワキガの原因って?

ワキガのメカニズムの項でも説明しましたが、ワキガはアポクリン腺という汗腺が原因であるという話をしました。

では、アポクリン腺というのは誰でもあるものなのかが気になる所ですよね。実は、アポクリン線は誰にでもあるそう。しかし、その数や大きさによって強いニオイを出すかが決まるといいます。

 

ではアポクリン腺はどんなところに存在するのでしょうか?

脇の下や陰部、肛門、乳輪、耳の中などにもアポクリン腺はあります。その場所のアポクリン腺が多く、大きいと汗をかくと強いニオイが出てしまう可能性があります。

 

自分では気が付きにくい上に、他人に嗅いでもらうのは抵抗のある場所ばかりですよね。その為、相談もしにくいですし、診察を受けるのもためらってしまう人もいるでしょう。しかし、そのままでは治ることはありません。

 

ずっと悩むよりは、信頼の置ける医療機関で診察を受けて治療をする方が精神的にも楽になるかもしれません。治療をしたいという気持ちがあるのであれば、医療機関で相談してみることから始めてみましょう。

 

ワキガはうつる?

幼い頃には自分はワキガではなかったのに、成長と共に体臭が強くなった気がしてワキガだと悩み始めた人はいませんか?

急にワキガになったと感じる人は多いようで、もしかして誰かにうつされたのではないかと思ってしまう人もいると言います。

 

本当にワキガはうつってしまうのでしょうか?

 

答えはいいえです。ワキガは近くにいてもうつることはありません。

ワキガの人が着ていた服を借りたりするとワキガがうつるという話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。もしかしたら服に染み込んだニオイがそのような錯覚を起こさせるのかもしれません。

 

なぜ急に体臭が強くなってしまったと感じるのでしょうか?

それには理由があります。ワキガはアポクリン腺という汗腺が原因だという説明をしました。このアポクリン腺が発達するのが、成長期であるため、思春期を境に「ワキガになった」と感じる人が多いのです。

 

ただし、思春期はワキガでなくても、体臭が強くなる時期であると言われています。成長期には汗腺だけではありません。例えばニキビなどがたくさん出るのも皮脂やホルモン分泌の量が変わることから、たとえワキガではなくても体臭が強くなる傾向があるようです。

そのため、急に体臭が気になるようになって、ワキガだと思いこんでしまう人が多いのです。

 

成長期に急にワキガになったと感じるのは、アポクリン線が発達する時期と重なるのであながち間違いではありません。しかし、誰かからうつされたのではないかと思うのは間違いです。ワキガはうつらないということを覚えておきましょう。

 

また、思春期はニオイに敏感になる時期でもあります。さらに人間関係でも悩みを抱える時期でもあります。そのため、自分が臭うのではないか、周りの人のニオイがキツイと感じることで、一気に関係性が崩れてしまうこともあるデリケートな問題に発展することもあるのです。そのため、ワキガだと診断を受けたときにできるだけ早く治療を受けたいと思う人もいると思います。しかし、成長期のワキガの治療には注意が必要です。

 

成長期はまだまだ汗腺が発達中であるため、手術やミオドライ等、アポクリン線を切除、破壊するような根本治療を行っても、またアポクリン線が発達して、再発してしまう可能性があるのです。

 

とは言え、現在悩んでいるのに何もしないというのは辛いことでしょう。根本治療とはなりませんが、汗腺がしっかりと成長しきるまでは、制汗剤や除菌などでニオイが抑えるという方法が良いでしょう。

 

しかし、中度から重度のワキガの人は、制汗剤などではニオイが抑えきれないという人もいます。制汗剤に比べて効果が高いワキガ専用のクリームなどを使ってみたり、それでもニオイが抑えられない、気になる場合には、医師と相談の上、ボトックス注射で脇の汗を抑えるという方法もあります。

 

ボトックス注射は個人差がありますが、3ヶ月から6ヶ月効果が持続します。効果が切れた頃に定期的に注射をしなくてはいけませんが、制汗剤などと併用することでかなりのニオイを抑えられると言われています。成長期でまだ手術をしても再発の可能性が高い場合には、先のことを考えながら治療法を選ぶと良いでしょう。

 

 

ワキガは予防できる?

体から強いニオイがするというのは、誰しもが避けたいと思うことでしょう。だったらワキガを予防する方法はないのでしょうか?

 

残念ながら、ワキガ自体を予防することはできません。しかし、ニオイを抑えたり、対策をすることはできます。

 

では、日常生活でニオイを抑えるためにはどんな方法があるのでしょうか?

ワキガはアポクリン腺から出る汗が、皮膚や脇毛の常在菌が分解して強いニオイを発生するのが原因です。そこで、できるだけ常在菌を減らすために脇毛を処理するとニオイが軽減できます。

 

さらに、清潔にしておくことも大切です。お風呂でニオイが出る場所を洗って清潔にしましょう。ただし、ゴシゴシ強く洗ってしまうと肌を傷つけてしまう可能性があるので、注意をしてくださいね。消臭効果、殺菌効果のある石鹸を利用するとよりニオイが抑えられますよ!

 

食べ物によっても体臭が変わるのを知っていますか?欧米の人は体臭が強いという話を聞いたことはありませんか?それは欧米人のワキガである人数が多いこともありますが、食生活も影響しているのです。例えば肉料理や油分の多い料理、乳製品、ジャンクフードなどは体臭を強くすると言われています。

他にもニラ、にんにくなどの強いニオイがする食べ物、アルコールなども取り過ぎには注意が必要です。

 

また、タバコ、コーヒーなどもワキガのニオイを強くすると言われています。こちらも吸いすぎ、飲み過ぎには注意しましょう。

 

では具体的にどんな食べ物を食べたらいいのかというと、和食が好ましいと言われています。とはいえ、なかなか体臭のために好きなものを我慢するというのは大変です。もちろん肉料理が全てダメというわけではなく、野菜と肉などをバランス良く食べ、偏った食事をしないことが大切です。

 

制汗剤もただ付ければ良いというものではありません。付け方によっては効果が薄れてしまいます。効果的な付け方も知っておきましょう。

 

まず付けるのはお風呂に入った後やデオドラントシート、除菌シートなどで拭き取って、体が清潔なときに制汗剤を付けましょう。ニオイが強いと感じる人はスプレーやシートタイプではなく、脇にしっかりと密着するクリームタイプで、ワキガ専用のものを選ぶようにしましょう。

 

また、注意点として制汗剤には香りがついているものが販売されていますが、ワキガの人は香りつきのものは選ばない方が良いでしょう。香りとワキガのニオイが混ざると余計に強いニオイになってしまうことがあるからです。香りが付いていたほうがワキガをごまかせると感じるかもしれませんが、無香料タイプのものを選ぶようにしてくださいね!

 

 

ワキガは遺伝する?

なぜワキガになるのかという原因は説明しましたが、アポクリン腺が多い、大きいというのはどうやって決まるのでしょうか。

これは遺伝によるものです。ワキガは優先遺伝します。片親がワキガである場合、子供がワキガになる確率は5割、両親がワキガの場合には8割にも及びます。

 

日本人ではワキガの人は10人に1人~2人ぐらいの割合でいると言われています。アフリカ系の人はほとんどの人がワキガであると言われていますし、欧米の人達も10人に8~9人がワキガであると言われています。

外国人は体臭が強いと言われているのは、ワキガであることも原因なのかもしれませんね。

 

日本人ではワキガであることを悩む人もいるかもしれませんが、人類的な見方をすればワキガは多数派ですし、日本でも少ないと言われてはいますが、1割以上の人がワキガなのです。ケアや治療をしながら、上手にワキガと付き合っていくことも大切です。

 

また、自分がワキガで悩んだり、苦しんだ経験を持つ人は、子供に遺伝してしまうのではないかということでまた悩むこともあります。もちろん、ワキガは優先遺伝なので、子供もワキガになる可能性があります。しかし、もし子供にワキガが遺伝したとしても、自分の経験を活かして適切なアドバイスをすることだってできるはずです。

 

また医療は日々進歩しています。将来的にはもっと手軽で効果的な治療法が見つかる可能性だってあります。

また、今でもワキガは手術などを受けて治療をすることができます。確かに遺伝してしまうと言うのは心配ではありますが、両親がワキガでも2割はワキガにならない可能性もありますし、片親だけであれば、半分はワキガにならないと前向きに考えることも大切ですよ!

 

まとめ

小さい頃は体臭で悩んだことなどなかったのに、成長期を期に体臭で悩み始める人はたくさんいます。それは成長期にホルモンの分泌量が変わったり、ワキガでなくても体臭が変わる時期でもあるからです。

さらに、ワキガの人はアポクリン腺が大きくなり、発達したことが原因で、強いニオイがしてきてしまうのです。

 

また、昔より体臭を気にする人が増えたのは、食生活が変わったというのも一因であるとも言われています。日本はいろんな食事ができる場所です。日本食はもちろん、欧米の食事、東南アジアの料理など世界中の料理が楽しめますよね。でも、この食事が多様化したことで体臭がキツくしてしまった原因になっているとも言えるのです。

いろんな食事を楽しめることはもちろん素敵なことではあるのですが、欧米の食事が増えたことで、油分や肉料理に偏ってしまった人が、体臭やワキガ臭を強くしていることも頭に入れておくと良いでしょう。偏った食事ではなく、バランス良く食べることで、体臭も良い影響が出るということを知っておきましょう。

 

女性はホルモンのバランスが崩れやすい生理中などにもワキガのニオイが強くなると言われていますので、生理中などには、念入りにケアをしておくと安心ですよ!

 

ワキガの原因は、アポクリン腺だということが分かってもらえたのではないでしょうか?ケア用品も治療もどんどん種類が増え、効果も高いものが販売されています。医師と相談をしながら、自分に合ったものを選んでいきましょう。

ワキガ

もしかしてワキガ?自分でできるチェック方法

ワキガではないかと思ったときに、確実に調べる方法は専門の医療機関で診断を受けることですが、診断を受ける前に自分である程度のことは知っておきたいと思う人もいるでしょう。そこで、自分でチェックできる方法を紹介します。自分がワキガだと思っている人はついつい思い込みで診断してしまう可能性もあります。セルフチェックも冷静に判断するようにしてみてくださいね。

 

  • ワキガの診断方法とは?
  • 自己診断の危険性
  • 医療機関へ行く前にセルフチェックをしたい
  • 医療機関で診断してもらうメリット
  • デリケートな問題だからこそ起こること
  • まとめ

 

ワキガの診断方法とは?

自分の体臭がキツイのではないかと感じたことがある人は、必ず一度は「ワキガなのではないか?」と思ったことがあるでしょう。しかし、実際には汗臭さであったり、ワキガではない体臭の強さだったりすることもあります。

 

では、どうやってワキガかどうかは診断されるのでしょうか?

ワキガはワキガ治療をしている医療機関で診断を受けます。皮膚科や美容外科、美容皮膚科、形成外科などでも行っていることがあるので、まずはその医療機関でワキガ治療を行っているのかを問い合わせたり、調べてから受診すると良いでしょう。

 

でじは、実際に病院ではどんな検査が行われるのでしょうか?これは病院によって異なる部分もありますが、多くの場合は耳垢のチェック、ガーゼなどを脇にしばらく挟んでから実際にそのガーゼのニオイを確認する。血液検査、問診などで行われていることが多いようです。

 

耳垢チェック

ワキガの人は耳垢が湿っている場合が多いのです。その理由としては、ワキガはアポクリン腺という汗腺から出る汗が皮脂と混ざり、皮膚や脇毛に付いた常在菌が分解することによって強いニオイが出ます。このアポクリン腺の大きい人、多い人がワキガになる可能性が高いと言われています。そのアポクリン腺は耳の中にも存在し、アポクリン線が大きく、多い人は耳垢が湿った感じになるのです。

もちろん耳垢が湿っている全ての人がワキガであるわけではなく、耳垢が乾燥しているからといって、ワキガではないというわけでもありませんが、湿っている人の方が、ワキガである可能性は高いと言われています。

 

ニオイでの確認方法

医療機関によって異なりますが、一定時間脇にガーゼなどを挟んで脇のニオイなどを染み込ませ、しばらくしてからガーゼのニオイを嗅ぐという方法です。これは、ワキガ特有のニオイや程度を確認するのにも必要です。

例えば、ワキガだと思っているけれども、実は汗臭さや、食生活によって体臭が強くなっている人、また持病によって独特の体臭を出している人など、ワキガではないのにワキガだと思いこんでいる人がいるからです。

 

血液検査

持病等も含め検査をしていきます。例えば、病気によっては独特のニオイが発生することがあり、その病気のニオイをワキガだと思いこんで診断を受けに来ている場合があるからです。例えば、糖尿病や腎臓病なども独特のニオイがする病気として知られています。もし既に分かっている持病があるのであれば、あらかじめ医師に話しておくことも大切です。

 

問診

問診ではワキガは遺伝するため、両親がワキガであるかどうかなどを質問されることが多いようです。実際にワキガであるかどうか、軽度、中度、重度の程度の話、治療するのであれば、治療法の説明などを受けることになるでしょう。

 

 

自己診断の危険性

ワキガに限らないですが、きちんとした診断方法があるにも関わらず、自分で勝手にワキガだと判断することは危険でもあります。

もちろんワキガは体臭というデリケートな問題でもあるので、医療機関に行くのも恥ずかしいと感じてしまう人が多いのも分かります。

しかし、自己診断してしまうと、危険な場合があるのです。

 

例えば、前述した別の病気の可能性です。病気の中には独特の体臭が出るものがあります。糖尿病は甘酸っぱいような体臭がするようになったり、腎臓系の病気になると、アンモニア臭がするようになったり、肝臓を患っている人はカビのようなニオイ、胃腸が悪い人は卵の腐敗臭がしたり、便秘によって便の腐敗臭がしたりすることもあるのです。

 

これを勘違いして自己診断で「私はワキガなのだ」と思い込んでしまったらどうなるでしょうか?本来は早期に治療ができたかもしれない病気が見過ごされてしまう可能性があるのです。

 

ワキガであることはもちろん悩ましいことではありますが、それによって重大な病気が見落とすことのないように、自己診断で完結するのではなく、やはりきちんと病院に行って診断を受けるということが大切だということを覚えておきましょう。

 

 

医療機関へ行く前にセルフチェックをしたい

医療機関できちんと診断を受けるにしても、その前に自分でチェックしておきたいと思う人も多いのではないでしょうか?

セルフチェックは大切なことです。例えば、医療機関に行って「ワキガかどうか調べてください」と何も知らずに行くよりも、どういう点が気になって自分がワキガではないかと思ったのかを説明できるので、問診のときにも役立つはずです。

 

では、ワキガのセルフチェック項目を紹介していきます。

まずは耳垢が湿っているかどうか。これはプールに入った時やお風呂で耳に水が入った時などではなく、常に耳垢が湿っているかどうかをチェックしてみてください。

耳垢が湿っている人はワキガである可能性が高いと言われています。

しかし、ワキガの人全員が湿っているとは限りません。耳の湿り気もワキガの原因と言われているアポクリン腺が原因なのですが、耳のアポクリン腺は多いけれど、脇の下のアポクリン線は小さく少ないという人もいるからです。もちろん逆に耳のアポクリン線は少ないけれど、脇の下のアポクリン線は大きく、多いという人もいます。

耳垢が湿っているからといって、ワキガとは限らないということも知っておきましょう。

 

白い洋服を着ていると、脇部分が黄ばんできてしまうという経験はありませんか?そういう人もワキガである可能性があります。アポクリン腺から出る汗が衣類に付き、黄色から茶色のシミを作ってしまうのです。

しかし、これも必ずしも白いシャツが黄ばむからといってワキガであるとは断言できません。というのも、制汗剤の成分が原因でシャツが黄ばんでしまうこともありますし、洗濯で皮脂汚れが取り切れなくて黄ばんでしまうということもあるからです。

こちらも白いシャツの脇部分が黄ばんでしまうからといって、ワキガであるとは限らないということも知っておきましょう。

 

ワキガは遺伝するので、両親のどちらかがワキガであるという場合は遺伝している可能性があります。片親がワキガの場合は5割、両親がワキガの場合は7~8割の確率でワキガになる可能性があります。

 

汗をかいた後に、何も付けていないのに脇に白い粉のようなものが付くという人はワキガである可能性が高いと言われています。この白い粉はアポクリン腺から出た汗が結晶化したものと言われています。

ただし、これも制汗剤などをつけている場合は、制汗剤が結晶化したものの可能性があります。何も付けていない状態でも白い粉が付く場合は、ワキガの可能性が高いので、医療機関で相談してみると良いでしょう。

 

また、脇毛が濃い人や汗をよくかく人もワキガの可能性が高いとも言われていますが、これも個人差があります。ただ単に汗をよくかく多汗症である場合もありますし、脇毛が濃くてもワキガではない人もいます。

 

セルフチェックの項目を紹介しましたが、やはり個人差も大きいですし、自分で確定的な診断をすることは難しいのが現状です。あくまで医療機関に行く前の参考程度のチェックとして捉えておくほうが、良いかもしれませんね。

 

医療機関で診断してもらうメリット

ワキガはデリケートな問題が故に、ワキガではないにも関わらず「ワキガだ」と思い込んでしまう人がいます。

セルフチェックの項目でも説明しましたが、必ずしもチェックの項目に当てはまる人がワキガであるとは断言できるものはありません。

 

しかも、ワキガではないかと感じている人は、往々にして「チェック項目に当てはまっている」と思い込みがちです。もちろん、実際にワキガである可能性もありますが、ワキガでない可能性もあるのです。

 

それを客観的な目で診断してくれるのがワキガの治療を行っている医療機関なのです。

ワキガの治療を行っている医療機関では、今までも多くの患者さんを診ているので、その人が本当にワキガなのか。もしかしたら他の病気が原因で体臭が強くなっているのを勘違いしている可能性もふくめて、客観的に診断をしてくれます。

 

特にワキガであると思い込んでいる人の中には精神的に「自分の体臭がキツイ」と思い込んでいる人もいます。医療機関であれば、そういった患者さんもたくさん診ていますから、例えば心療内科への受診を勧められるということもあるのです。

 

また、実際にワキガであると診断されても、その後、適切な治療を受けることができるというのも、医療機関に行くことのメリットでもあります。

 

ワキガには、軽度、中度、重度と程度が分かれています。その程度に合わせた治療法を行わないと、ニオイが消えるどころか強くなる可能性もあるのです。医療機関で診てもらえば、程度や本人の体質や希望に合わせて治療をすることができます。自己診断では、自分に適切な治療法は判断ができませんし、何よりも手術などで根本治療を行いたいときには、医療機関で行うことになります。

 

確かにワキガはデリケートな問題で、医師であっても相談がしにくいと思う人もいますが、ずっとワキガで悩むのであれば、思い切って医療機関で受診をして治療法を含め相談をしてみることが大切ですよ!

 

デリケートな問題だからこそ起こること

体臭の問題はデリケートな問題だということは繰り返しお話してきました。職場や学校内で「他の人に迷惑をかけているのではないか」や「臭いと思われているのではないか」と気にするあまり、周りと上手く関係性を築けなくなる人もいるぐらい、難しい問題に発展することもあるのです。

 

最近は治療も進歩し、制汗剤や薬も進化しているので、たとえワキガであっても、ニオイを軽減することができるようになってきました。

しかし、ワキガの治療を受けている人の中には、本当は治療できているのに「まだニオイがする」と感じてしまう人がいるのです。

 

例えば、根本治療であるアポクリン線の切除・吸引をし、治療が完了したはずなのに、「まだワキガのニオイがする」と再び治療を望む人がいるのです。もちろんアポクリン線の取り残しや、成長期の手術だったため、汗腺が発達してきて再びワキガになってしまったという場合もあるかもしれませんが、ワキガに悩んでいる人の中には何度治療をしても満足しないという人がいると言います。

 

確かに、体臭というのは他人が感じるものと自分が感じるものは違うのですが、治療をしても効果が感じられないというときには、精神的な部分である可能性もありますので、心療内科などで相談をするという選択肢も必要になります。

 

体臭というデリケートな問題だからこそ、起こることですね。

 

まとめ

ワキガのセルフチェックの方法についてお話しましたが、なかなか自分ではチェックすることが難しいことが分かってもらえたのではないでしょうか。

あくまで確定診断は医療機関で行い、セルフチェックは参考程度にしておく方が良いでしょう。

 

ワキガで悩んでいると、治療に行く最初の一歩を踏み出すのも勇気がいることかもしれません。しかし、ワキガ治療には様々な治療法があります。

手軽に使えるワキガ専用のクリームもワキガの程度に合わせて使えるものがありますし、根本治療をしたい人には、手術という方法もあります。保険が適用される剪除法でワキガを治している人もいます。

手術はちょっと怖いという人は、汗を止めるボトックス注射をしたり、切らないワキガ治療として最近人気のミオドライという方法もあります。

 

ワキガを治療している医療機関では、患者の程度と希望に合わせて治療法を選ぶことができますし、また将来的にも治療法も増えていく可能性があります。

そんなときにも、医療機関でならどんな治療なのか、効果があるのかなども相談しながら治療を進めることができますよね。

 

デリケートな問題だからこそ、自分で勝手に判断をするのではなく、信頼の置ける専門の先生を見つけて治療を行っていきましょう!