ワキガ

もしかしてワキガ?自分でできるチェック方法

ワキガではないかと思ったときに、確実に調べる方法は専門の医療機関で診断を受けることですが、診断を受ける前に自分である程度のことは知っておきたいと思う人もいるでしょう。そこで、自分でチェックできる方法を紹介します。自分がワキガだと思っている人はついつい思い込みで診断してしまう可能性もあります。セルフチェックも冷静に判断するようにしてみてくださいね。

 

  • ワキガの診断方法とは?
  • 自己診断の危険性
  • 医療機関へ行く前にセルフチェックをしたい
  • 医療機関で診断してもらうメリット
  • デリケートな問題だからこそ起こること
  • まとめ

 

ワキガの診断方法とは?

自分の体臭がキツイのではないかと感じたことがある人は、必ず一度は「ワキガなのではないか?」と思ったことがあるでしょう。しかし、実際には汗臭さであったり、ワキガではない体臭の強さだったりすることもあります。

 

では、どうやってワキガかどうかは診断されるのでしょうか?

ワキガはワキガ治療をしている医療機関で診断を受けます。皮膚科や美容外科、美容皮膚科、形成外科などでも行っていることがあるので、まずはその医療機関でワキガ治療を行っているのかを問い合わせたり、調べてから受診すると良いでしょう。

 

でじは、実際に病院ではどんな検査が行われるのでしょうか?これは病院によって異なる部分もありますが、多くの場合は耳垢のチェック、ガーゼなどを脇にしばらく挟んでから実際にそのガーゼのニオイを確認する。血液検査、問診などで行われていることが多いようです。

 

耳垢チェック

ワキガの人は耳垢が湿っている場合が多いのです。その理由としては、ワキガはアポクリン腺という汗腺から出る汗が皮脂と混ざり、皮膚や脇毛に付いた常在菌が分解することによって強いニオイが出ます。このアポクリン腺の大きい人、多い人がワキガになる可能性が高いと言われています。そのアポクリン腺は耳の中にも存在し、アポクリン線が大きく、多い人は耳垢が湿った感じになるのです。

もちろん耳垢が湿っている全ての人がワキガであるわけではなく、耳垢が乾燥しているからといって、ワキガではないというわけでもありませんが、湿っている人の方が、ワキガである可能性は高いと言われています。

 

ニオイでの確認方法

医療機関によって異なりますが、一定時間脇にガーゼなどを挟んで脇のニオイなどを染み込ませ、しばらくしてからガーゼのニオイを嗅ぐという方法です。これは、ワキガ特有のニオイや程度を確認するのにも必要です。

例えば、ワキガだと思っているけれども、実は汗臭さや、食生活によって体臭が強くなっている人、また持病によって独特の体臭を出している人など、ワキガではないのにワキガだと思いこんでいる人がいるからです。

 

血液検査

持病等も含め検査をしていきます。例えば、病気によっては独特のニオイが発生することがあり、その病気のニオイをワキガだと思いこんで診断を受けに来ている場合があるからです。例えば、糖尿病や腎臓病なども独特のニオイがする病気として知られています。もし既に分かっている持病があるのであれば、あらかじめ医師に話しておくことも大切です。

 

問診

問診ではワキガは遺伝するため、両親がワキガであるかどうかなどを質問されることが多いようです。実際にワキガであるかどうか、軽度、中度、重度の程度の話、治療するのであれば、治療法の説明などを受けることになるでしょう。

 

 

自己診断の危険性

ワキガに限らないですが、きちんとした診断方法があるにも関わらず、自分で勝手にワキガだと判断することは危険でもあります。

もちろんワキガは体臭というデリケートな問題でもあるので、医療機関に行くのも恥ずかしいと感じてしまう人が多いのも分かります。

しかし、自己診断してしまうと、危険な場合があるのです。

 

例えば、前述した別の病気の可能性です。病気の中には独特の体臭が出るものがあります。糖尿病は甘酸っぱいような体臭がするようになったり、腎臓系の病気になると、アンモニア臭がするようになったり、肝臓を患っている人はカビのようなニオイ、胃腸が悪い人は卵の腐敗臭がしたり、便秘によって便の腐敗臭がしたりすることもあるのです。

 

これを勘違いして自己診断で「私はワキガなのだ」と思い込んでしまったらどうなるでしょうか?本来は早期に治療ができたかもしれない病気が見過ごされてしまう可能性があるのです。

 

ワキガであることはもちろん悩ましいことではありますが、それによって重大な病気が見落とすことのないように、自己診断で完結するのではなく、やはりきちんと病院に行って診断を受けるということが大切だということを覚えておきましょう。

 

 

医療機関へ行く前にセルフチェックをしたい

医療機関できちんと診断を受けるにしても、その前に自分でチェックしておきたいと思う人も多いのではないでしょうか?

セルフチェックは大切なことです。例えば、医療機関に行って「ワキガかどうか調べてください」と何も知らずに行くよりも、どういう点が気になって自分がワキガではないかと思ったのかを説明できるので、問診のときにも役立つはずです。

 

では、ワキガのセルフチェック項目を紹介していきます。

まずは耳垢が湿っているかどうか。これはプールに入った時やお風呂で耳に水が入った時などではなく、常に耳垢が湿っているかどうかをチェックしてみてください。

耳垢が湿っている人はワキガである可能性が高いと言われています。

しかし、ワキガの人全員が湿っているとは限りません。耳の湿り気もワキガの原因と言われているアポクリン腺が原因なのですが、耳のアポクリン腺は多いけれど、脇の下のアポクリン線は小さく少ないという人もいるからです。もちろん逆に耳のアポクリン線は少ないけれど、脇の下のアポクリン線は大きく、多いという人もいます。

耳垢が湿っているからといって、ワキガとは限らないということも知っておきましょう。

 

白い洋服を着ていると、脇部分が黄ばんできてしまうという経験はありませんか?そういう人もワキガである可能性があります。アポクリン腺から出る汗が衣類に付き、黄色から茶色のシミを作ってしまうのです。

しかし、これも必ずしも白いシャツが黄ばむからといってワキガであるとは断言できません。というのも、制汗剤の成分が原因でシャツが黄ばんでしまうこともありますし、洗濯で皮脂汚れが取り切れなくて黄ばんでしまうということもあるからです。

こちらも白いシャツの脇部分が黄ばんでしまうからといって、ワキガであるとは限らないということも知っておきましょう。

 

ワキガは遺伝するので、両親のどちらかがワキガであるという場合は遺伝している可能性があります。片親がワキガの場合は5割、両親がワキガの場合は7~8割の確率でワキガになる可能性があります。

 

汗をかいた後に、何も付けていないのに脇に白い粉のようなものが付くという人はワキガである可能性が高いと言われています。この白い粉はアポクリン腺から出た汗が結晶化したものと言われています。

ただし、これも制汗剤などをつけている場合は、制汗剤が結晶化したものの可能性があります。何も付けていない状態でも白い粉が付く場合は、ワキガの可能性が高いので、医療機関で相談してみると良いでしょう。

 

また、脇毛が濃い人や汗をよくかく人もワキガの可能性が高いとも言われていますが、これも個人差があります。ただ単に汗をよくかく多汗症である場合もありますし、脇毛が濃くてもワキガではない人もいます。

 

セルフチェックの項目を紹介しましたが、やはり個人差も大きいですし、自分で確定的な診断をすることは難しいのが現状です。あくまで医療機関に行く前の参考程度のチェックとして捉えておくほうが、良いかもしれませんね。

 

医療機関で診断してもらうメリット

ワキガはデリケートな問題が故に、ワキガではないにも関わらず「ワキガだ」と思い込んでしまう人がいます。

セルフチェックの項目でも説明しましたが、必ずしもチェックの項目に当てはまる人がワキガであるとは断言できるものはありません。

 

しかも、ワキガではないかと感じている人は、往々にして「チェック項目に当てはまっている」と思い込みがちです。もちろん、実際にワキガである可能性もありますが、ワキガでない可能性もあるのです。

 

それを客観的な目で診断してくれるのがワキガの治療を行っている医療機関なのです。

ワキガの治療を行っている医療機関では、今までも多くの患者さんを診ているので、その人が本当にワキガなのか。もしかしたら他の病気が原因で体臭が強くなっているのを勘違いしている可能性もふくめて、客観的に診断をしてくれます。

 

特にワキガであると思い込んでいる人の中には精神的に「自分の体臭がキツイ」と思い込んでいる人もいます。医療機関であれば、そういった患者さんもたくさん診ていますから、例えば心療内科への受診を勧められるということもあるのです。

 

また、実際にワキガであると診断されても、その後、適切な治療を受けることができるというのも、医療機関に行くことのメリットでもあります。

 

ワキガには、軽度、中度、重度と程度が分かれています。その程度に合わせた治療法を行わないと、ニオイが消えるどころか強くなる可能性もあるのです。医療機関で診てもらえば、程度や本人の体質や希望に合わせて治療をすることができます。自己診断では、自分に適切な治療法は判断ができませんし、何よりも手術などで根本治療を行いたいときには、医療機関で行うことになります。

 

確かにワキガはデリケートな問題で、医師であっても相談がしにくいと思う人もいますが、ずっとワキガで悩むのであれば、思い切って医療機関で受診をして治療法を含め相談をしてみることが大切ですよ!

 

デリケートな問題だからこそ起こること

体臭の問題はデリケートな問題だということは繰り返しお話してきました。職場や学校内で「他の人に迷惑をかけているのではないか」や「臭いと思われているのではないか」と気にするあまり、周りと上手く関係性を築けなくなる人もいるぐらい、難しい問題に発展することもあるのです。

 

最近は治療も進歩し、制汗剤や薬も進化しているので、たとえワキガであっても、ニオイを軽減することができるようになってきました。

しかし、ワキガの治療を受けている人の中には、本当は治療できているのに「まだニオイがする」と感じてしまう人がいるのです。

 

例えば、根本治療であるアポクリン線の切除・吸引をし、治療が完了したはずなのに、「まだワキガのニオイがする」と再び治療を望む人がいるのです。もちろんアポクリン線の取り残しや、成長期の手術だったため、汗腺が発達してきて再びワキガになってしまったという場合もあるかもしれませんが、ワキガに悩んでいる人の中には何度治療をしても満足しないという人がいると言います。

 

確かに、体臭というのは他人が感じるものと自分が感じるものは違うのですが、治療をしても効果が感じられないというときには、精神的な部分である可能性もありますので、心療内科などで相談をするという選択肢も必要になります。

 

体臭というデリケートな問題だからこそ、起こることですね。

 

まとめ

ワキガのセルフチェックの方法についてお話しましたが、なかなか自分ではチェックすることが難しいことが分かってもらえたのではないでしょうか。

あくまで確定診断は医療機関で行い、セルフチェックは参考程度にしておく方が良いでしょう。

 

ワキガで悩んでいると、治療に行く最初の一歩を踏み出すのも勇気がいることかもしれません。しかし、ワキガ治療には様々な治療法があります。

手軽に使えるワキガ専用のクリームもワキガの程度に合わせて使えるものがありますし、根本治療をしたい人には、手術という方法もあります。保険が適用される剪除法でワキガを治している人もいます。

手術はちょっと怖いという人は、汗を止めるボトックス注射をしたり、切らないワキガ治療として最近人気のミオドライという方法もあります。

 

ワキガを治療している医療機関では、患者の程度と希望に合わせて治療法を選ぶことができますし、また将来的にも治療法も増えていく可能性があります。

そんなときにも、医療機関でならどんな治療なのか、効果があるのかなども相談しながら治療を進めることができますよね。

 

デリケートな問題だからこそ、自分で勝手に判断をするのではなく、信頼の置ける専門の先生を見つけて治療を行っていきましょう!